米利上げへの観測による円安が追い風に
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日経平均は続伸。160.84円高の20774.90円(出来高概算12億4000万株)で前場の取引を終えた。5日のNY市場はまちまちだったが、足元で弱い値動きが続いていた半導体関連は上昇。また、予想よりも早いタイミングで利上げが実施されるとの見方から、為替市場では2ヶ月ぶりに1ドル125円台に。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の20760円だった。
シカゴ先物の上昇と、円安の流れ、米半導体関連の上昇が追い風となり、日経平均は続伸して始まった。その後の断続的な買いが入る中、前場半ばには一時20800円台を回復している。セクターではパルプ紙、保険、ガラス土石、情報通信、繊維、銀行、輸送用機器などが堅調。半面、水産農林、ゴム製品、電力ガス、石油石炭などが小安い。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1300を超えており、全体の7割近くを占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに2ケタの上昇。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ソフトバンクグ<9984>、明治HD<2269>、ホンダ<7267>などがけん引。一方でファーストリテ<9983>が重石となった。
日経平均は一時20800円を回復しており、7月戻り高値を捉えてきている。値幅は小さく、買い一巡後はこう着感の強い展開ではある。ただし、予想を上回る米国経済指標を受けて、明日の米雇用統計への思惑に加えて、9月利上げへの見方が強まってきている。為替市場では一時1ドル125円台に乗せてきており、円安が自動車やハイテク株などへの見直し買いにつながる可能性がある。内需系に買い疲れ感がある中で、足元で弱含みだったハイテク株が切り返してくるようだと、日経平均の年初来高値が射程に入るだろう。
その他、建設株が全般強い動きをみせている。大手ゼネコンの決算を控えているが、決算を受けて一段高となるようだと、先高期待が一段と高まりやすく、相場全体の押し上げにつながる可能性はありそうだ。とはいえ、資金の回転は速く、決算を手掛かりとしても日替わり的でもある。インデックスに絡んだ商いを誘い込みやすい半面、中小型株は手掛け難いだろう。
その他、7日にはJPX400の銘柄入れ替えの発表が控えている。再び、組入れ候補の東電力<9501>やソニー<6758>辺りに関心が向かうか注目である。(村瀬智一)
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2015/08/06 12:12:09