いったんリバウンドを意識するところ
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
日経平均は大幅に下落。503.94円安の16344.09円(出来高概算11億3000万株)で前場の取引を終えている。G20財務相・中央銀行総裁会議では、前回と内容がほぼ変わらず、足元の円高基調を修正するまでにはならないとの見方。産油国会合では想定内とはいえ、増産凍結に合意できず、NY原油先物相場は時間外で急落。原油安や円高懸念などが重しとなっている。さらに、熊本県を震源とする最大震度7の強い地震発生、その後も相次ぐ余震により、海外投資家の投資姿勢を神経質にさせているとみられる。
16500円台から始まった日経平均は、その後も下げ幅を拡大させており、一時16254.20円まで下げる場面をみせている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。売買代金上位では、震災の影響による工場停止が伝えられているトヨタ自<7203>、ソニー<6758>などが軟調。一方で、復興需要への思惑から建設株の一角が堅調。
日経平均は25日線を割り込んで始まると、その後5日線を割り込んでいる。寄り付き後早い段階で下げており、様子見姿勢の強い中を、インデックスに絡んだ商いで下げているとみられる。原油相場の動向などは、週明けのNY市場を見極める必要があるため、値ごろ感からの押し目買いも入れづらいところである。一目均衡表では雲の中での推移であるが、基準線を割り込み、雲下限までの調整をみせており、テクニカル面ではいったんリバウンドを意識するところであろう。
また、震災によるサプライチェーンの影響を見極める必要がある反面、日銀の追加緩和期待が高まってきており、需給的にも売り込みづらくさせてくると考えられる。日経平均の価格帯別出来高では15900-16100円で商いが積み上がっており、同水準が支持線として意識されてきそうである。ここは押し目拾いのスタンスで対応か。(村瀬 智一)
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2016/04/18 12:05:20