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インデックス売買中心だがシグナル好転が近づく

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

 日経平均は大幅に続伸。243.89円高の16459.92円(出来高概算11億1000万株)で前場の取引を終えている。9日の米国市場は原油安が嫌気され、高安まちまちだった。ただし、麻生財務相が急激な為替変動には「介入する用意ある」との発言を受けて円相場は1ドル108円台と円安に振れている。この流れもあってシカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の16275円だったこともあり、買い先行で始まった。

 16300円を回復して始まった日経平均は、その後前日比10円高水準まで上げ幅を縮める場面もみられた。しかし、為替市場で円安が進む中、先物主導によるインデックス買いで日経平均は上げ幅を広げている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1600を超えており、全体の8割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの上昇。セクターではガラス土石が3%を超える上昇となったほか、保険、その他金融、金属、空運、水産農林、ゴム製品、建設、化学、精密機器、情報通信が2%を超える上昇に。一方で、原油安が嫌気され、石油石炭、鉱業が冴えない。

 日経平均は2日に空けていたマド(16357-16652円)下限を捉えると、その後も上げ幅を拡大させており、25日線を捉えている。心理的にはいったんは跳ね返されるところであろうが、商いの中心が先物主導によるインデックス売買とみられるため、先物や為替市場の動向を睨みながらの相場展開になろう。指数インパクトの大きいところででは、KDDI<9433>、日東電<6988>、ソフトバンクグ<9984>、ダイキン<6367>、電通<4324>、日ハム<2282>がけん引。本日決算を控えているソフトバンクグ辺りが決算を前に買い戻しが強まるようだと、日経平均の25日線突破も可能だろう。

 また、需給面を見極める必要はあるものの、テクニカル面では日経平均は一目均衡表の雲下限を突破してきている。16385円辺りで踏ん張りをみせられると、雲下限が支持線として意識されてくる。また、遅行スパンは実線に接近してきており、週後半には実線を突破する、上方転換シグナルを発生させてくる可能性が高い。マド埋めも意識されてくる可能性もあり、冷静に押し目を拾っておきたいところか。(村瀬 智一)

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2016/05/10 12:12:04

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