日経平均は小幅続伸、中小型株シフトも、金融セクターへの押し目買い意欲は強い
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日経平均は小幅に続伸。1.88円高の17864.09円(出来高概算12億8000万株)で前場の取引を終えている。16日の米国市場はまちまちの展開となり、トランプ物色が一服するなか、NYダウは小幅ながら8営業日ぶりに反落となった。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の17780円、円相場は1ドル108円90銭辺りと前日からはやや円高に振れて推移している。原油先物相場も反落となるなか、利益確定の流れが先行した。
しかし、寄付き直後につけた17764.08円を安値に下げ渋りをみせるなか、その後は上昇に転じるなど底堅さが意識されている。安倍首相・トランプ次期米大統領の会談を控え、日米同盟に対する米国の関与を再確認するとともに、政策期待が高まりやすい面もあるようだ。東証1部の騰落銘柄は値上がり値下がり数が拮抗。規模別指数では大型株指数のみがマイナスだった。
米国ではトランプ物色が一服するなか、メガバンクなど金融株には利益確定の流れがみられている。しかし、これまで大きくリバウンドをみせていただけに、想定内の一服といったところ。反対に先高期待の強い相場環境のなか、中小型株など出遅れ銘柄やセクターを探る物色がみられている。円相場もやや円安が一服していることもあり、主力大型株などは手掛けづらい状況が続きそうだが、個人主体による中小型株物色などは活発だろう。
その他、アイロムグループ<2372>が「褐色脂肪細胞」の量産技術の開発を受けてストップ高買い気配となるなか、他のバイオ関連に関心が向かう状況もみられており、需給は良好であろう。また、メガバンクは利益確定が優勢ながらも、売り先行後は下げ渋りをみせている。米国ではこのところ公益銘柄と同類と考えられてきた銀行株がまた成長株に返り咲ける、というやや新しい見方が浮上していると報じられている。金融セクターへの押し目買い意欲は強そうだ。
(村瀬智一)
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2016/11/17 12:14:34