日経平均は続伸、主力株堅調で日経平均は2万円を回復
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日経平均は続伸。118.93円高の20062.19円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えた。小幅に続伸して始まり、その後もじりじりと上げ幅を広げており、節目の2万円を回復している。回復後はこう着感の強い相場展開となっているが、2万円処での底堅さが意識されてきている。
セクターではその他製品、サービス、金属製品、医薬品、鉱業、電気機器、化学、繊維、機械が堅調。半面、海運、石油石炭、水産農林、不動産が小安い。売買代金上位では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、KLab<3656>、ソニー<6758>、東エレク<8035>、リミックスポイント<3825>が堅調。半面、SUBARU<7270>、アンジェス<4563>、NTT<9432>、トヨタ自<7203>が一服。
日経平均は2万円を回復し、5日線を上回っての推移をみせている。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>が揃って上昇しており、日経平均をけん引。その他、信越化<4063>、ソニー<6758>など主力ハイテク株が堅調であり、インデックスに絡んだ商いが断続的に入っているようである。
また、日経平均が2万円処での底堅い値動きのなか、安心感から中小型株物色も活発である。過熱感が警戒されやすいものの、リミックスポイント<3825>、アカツキ<3932>、エンバイオHD<6092>、サイバーステップ<3810>などが高値を更新しており、個人の需給状況は良好である。
(村瀬智一)
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2017/06/19 12:10:49