日経平均は小幅に4日続伸、ギリシャ警戒で売り先行も後場プラスに切り返す
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日経平均は小幅に4日続伸。2日の米国市場では、独立記念日の連休を控え閑散取引となるなか、5日に国民投票を控えるギリシャ情勢の先行き不透明感からNYダウが下落。こうした流れを受けて、日経平均は45円安からスタートした。売り一巡後は海外勢のフローが限られるなか、20400円でのもみ合いが続いた。ただ、日本銀行によるETF買い入れ期待に加え、上海総合指数が一時プラスへと切り返したことなどが材料視され、日経平均は後場後半にプラス圏へ浮上した。
大引けの日経平均は前日比17.29円高の20539.79円となった。東証1部の売買高は21億7842万株、売買代金は2兆1575億円だった。業種別では、証券、精密機械、その他金融業が上昇率上位だった。一方、鉱業、繊維製品、保険業が下落率上位だった。
個別では、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>といったメガバンク株が買われたほか、トヨタ自<7203>、JT<2914>などが堅調。野村<8604>や新生銀<8303>は3%超の上昇に。また、さが美<8201>、アスクル<2678>、サクサ<6675>などが東証1部上昇率上位となった。一方、ソニー<6758>、第一生命<8750>などが軟調。6月の既存店売上高が低調だったファーストリテ<9983>は一時4%を超える下落となり、日経平均を押し下げた。資生堂<4911>やIHI<7013>も下げが目立った。また、秀英<4678>、コープケミ<4003>、ボルテージ<3639>などが東証1部下落率上位となった。
<HK>
2015/07/03 15:40:38