日経平均は大幅反発、前日の大幅安の反動で買い先行もこう着感強まる
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日経平均は大幅反発。ギリシャのユーロ圏離脱懸念の拡大を受けた世界株安が警戒されていたが、6日のNYダウは46ドル安と小幅な下げにとどまった。海外市場の下げが想定ほど大きくなかったことから、前日の400円を超える大幅な下げの反動が意識され、日経平均は242円高からスタートした。上げ幅を300円超に広げ20400円台を回復する場面も度々見られたが、本日開かれるユーロ圏緊急首脳会議を見極めたいとするムードから積極的な買いは手控えられ、おおむね20400円手前でのこう着感の強い展開となった。
大引けの日経平均は前日比264.47円高の20376.59円となった。東証1部の売買高は22億2594万株、売買代金は2兆3179億円だった。業種別では、電気・ガス業、水産・農林業、空運業が上昇率上位だった。一方、下落したのは鉱業、ガラス・土石製品、証券、卸売業の4業種のみだった。
個別では、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、ソフトバンクグ<9984>などが堅調。東電力<9501>は7%近い上昇。セブン銀行<8410>も上げが目立った。また、前日に決算発表したCVSベイ<2687>が34%高と急騰し東証1部上昇率トップとなったほか、フィード・ワン<2060>、クリエイトSD<3148>、あさひ<3333>などが上昇率上位となった。一方、野村<8604>、三井物産<8031>、伊藤忠<8001>、三菱商<8058>、東芝<6502>などが軟調。日産自<7201>は2%安。また、カーリットHD<4275>、YTL<1773>、アスクル<2678>などが東証1部下落率上位となった。
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2015/07/07 15:41:18