日経平均は大幅続伸、外部環境の改善を好感し一時16800円台回復
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日経平均は大幅続伸。1日の米国市場では、アジア・欧州株がおおむね全面高となったことや米経済の減速懸念が後退したことなどから、NYダウは348ドル高となった。為替市場でも一時1ドル=114円台まで円安が進み、本日の日経平均はこうした流れを受けて305円高でスタートした。寄り付き後も主力大型株が買われ、上げ幅を拡大する展開となった。後場には一時700円を超える上昇となり、16800円台を回復する場面があった。東証1部銘柄の約94%が上昇する全面高の展開だった。
大引けの日経平均は前日比661.04円高の16746.55円となった。東証1部の売買高は24億8977万株、売買代金は2兆5934億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、鉄鋼が6%超、保険業、海運業、電気機器、機械が5%超の上昇となった。一方、水産・農林業、陸運業、空運業の上げ幅は相対的に小さかった。
個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、JT<2914>など売買代金上位は軒並み上昇。ファーストリテ<9983>が6%超の上昇となり指数をけん引した。円安進行を受けて富士重<7270>、ホンダ<7267>、パナソニック<6752>、マツダ<7261>なども6%を超える上昇となったほか、村田製<6981>、アルプス電<6770>といった電子部品関連株の上昇が目立った。また、マネパG<8732>、ネクスト<2120>、北沢産業<9930>などが東証1部上昇率上位となった。一方、タカラトミー<7867>やバンナムHD<7832>などが軟調。熊谷組<1861>は3%超の下落に。また、日農薬<4997>、秀英<4678>、サニックス<4651>などが東証1部下落率上位となった。
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2016/03/02 15:38:56