日経平均は小幅に5日続落、様子見ムード続く
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
日経平均は小幅に5日続落。朝方は為替相場が1ドル=109円近辺と円高推移していたことから、本日の日経平均は20円安でスタートした。寄り付き後は為替の円高一服に加え、前日までの4日で360円ほど下落していた反動もあって、プラス圏に浮上する場面が度々見られた。一方で引き続き北朝鮮情勢や米政権の混乱が警戒されたほか、市場では週末に開催される米金融・経済シンポジウムの内容を見極めたいとの声も聞かれ、上値は限定的だった。前日に続き売買は低調で、日経平均は前日終値を挟みもみ合う展開となった。
大引けの日経平均は前日比9.29円安の19383.84円となった。5日続落は今年最長。東証1部の売買高は13億1491万株、売買代金は1兆7142億円だった。業種別では、水産・農林業、倉庫・運輸関連業、陸運業が下落率上位だった。一方、鉄鋼、非鉄金属、電気機器が上昇率上位だった。
個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、KDDI<9433>
などがさえない。みずほ<8411>やファーストリテ<9983>も小幅に下げた。また、前日にワイヤレス給電関連として買われたOKAYA<6926>が急反落し、群栄化
<4229>やトランスシティ<9310>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金トップの任天堂<7974>やNTT<9432>などがしっかり。ソフトバンクG<9984>やソニー<6758>は小幅に上昇した。東エレク<8035>などハイテク株の一角が堅調で、キーエンス<6861>や安川電<6506>といったFA(工場自動化)関連の上昇が目立った。一部証券会社が目標株価を引き上げたTHK<6481>は7%近い上昇。中小型株ではペッパー<3053>の活況が続いた。また、ヨシムラフード<2884>、日本金属<5491>、安永<7271>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
<HK>
2017/08/22 15:44:40