日経平均は25円安でスタート、前日決算発表のファストリへは売りが先行
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;19829.93;-25.57TOPIX;1585.97;+6.08
[寄り付き概況]
日経平均は小幅に反落して始まった。10日の米国株式市場では、下落が続いていた中国株式相場が大幅反発となったことで買いが先行。その後緩やかに上げ幅を縮小する展開となったが、NYダウは33ドル高で取引を終えた。また、ギリシャが欧州連合(EU)による金融支援に向けて新たに財政改革案を提出したことを受けて、ドル・円は1ドル=121円台半ばまで円安に振れている。一方で、指数寄与度の大きいファーストリテ<9983>は、前日発表した第3四半期決算が市場予想を下回ったことから売りが先行しており、指数を押し下げている。
セクター別では海運業、ゴム製品、非鉄金属などが下落率上位に、医薬品、その他製品、陸運業などが上昇率上位となっている。外部環境の不透明感から内需・ディフェンシブ関連に資金が向かっている。
売買代金上位は、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ファナック<6954>、ホンダ<7267>、ブリヂス<5108>などが軟調。ファーストリテは5%近くまで下げ幅を広げている。また、アルプス<6770>、TDK<6762>なども下げが目立つ。一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などメガバンク株が買われている。ソニー<6758>、京セラ<6971>、武田薬品<4502>なども堅調。NTT<9432>やアステラス薬<4503>は3%を超える上昇となっている。
<SY>
2015/07/10 09:23:08