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NYダウ小幅な下げにとどまり、東京市場は自律反発を意識

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

 7日の東京市場は自律反発の展開になろう。ギリシャのユーロ圏離脱懸念の拡大を受けて欧州市場が全面安となり、連休明けの米国市場も下落。ただし、NYダウは46ドル安と小幅な下げにとどまっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の20275円だった。前日の400円を超える大幅な下げの反動が意識されよう。

 また、心理的な面が大きいものの、日経平均は節目の2万円を割り込まず、同水準でのボトム形成も意識させている。引き続きギリシャ協議の行方に影響を受けやすいだろうが、下値の堅さが意識されてくるようだと、押し目拾いの流れが次第に強まろう。

 なお、ギリシャのチプラス首相は、7日に開かれるユーロ圏首脳会議で、ギリシャへの金融支援に向けた新たな提案を示す方針を独メルケル首相に伝えたと報じられている。メルケル首相はユーロ圏首脳会議でギリシャの新しい提案を検討したいという考えを示している。意見がまとまるかは不透明な状況であるが、協議の進展期待なども意識されてきそうだ。

 ユーロ圏首脳会議を控え方向性が掴みづらいなか、物色は企業業績などを手掛かりとした個別対応に向かいやすいだろう。相次ぐ株価対策にも不安定さが払拭できない中国市場の動向も見極めが必要である。なお、本日はローソン<2651>、7&IHD<3382>、メディアドゥ<3678>などの決算が予定されている。

<AK>

2015/07/07 08:29:30

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