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ダウの調整には注意が必要

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

先週の金曜日に発表された12月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月から15万
6000人増と、市場予想(18万人程度)を下回ったものの、前回分が上方修正、平均時給も好調な伸びだったことから、米ダウ平均株価は上昇し、2万ドルの大台にあとわずかというところまで迫った。
 ただ、トランプ次期大統領への期待による上昇は急激で、大統領選挙後わずか2ヶ月あまりで約13%も上昇し、株価収益率(PER)は20倍を超えてしまっている。歴史的にみればすでに割高圏に突入している。
 もちろん、トランプ次期大統領の規制緩和、大幅減税、大型財政出動などの政策が実行されれば正当化される可能性はあるが、現時点ではその実行は定かではない。
 また、トランプ氏の政策による経済成長が加速するかもしれないという可能性を念頭においてはいるが、雇用統計などの経済指標の堅調さを受けて、複数のFRB幹部は利上げペースの引き上げを示唆している。
 いずれにせよ、トランプ氏の掲げる政策がきちんと実行に移され、ある程度効果を上げるというところまで織り込みつつあることから、仮にそうではない兆候がみえた時の調整は必至だ。
 米国経済のファンダメンタルズは依然堅調だが、今週のトランプ氏の演説や大統領就任時の言動、同政権の閣僚の動向などを受けた調整には注意を要する。


<YU>

2017/01/10 08:03:26

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