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予想をはるかに超え友好的だった日米首脳会談だが・・・

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

トランプ米大統領はこれまで貿易不均衡や在留基地問題で日本を激しく批判していたため、日米首脳会談でどのような言動を取るか懸念されたが、蓋を開けてみると、予想大きく上回る友好的なものとなった。待遇については、二日間に亘る長時間の会談や、二人でゴルフコースを回るなど異例づくめの厚遇だった。
 内容的にも自動車などの貿易不均衡については言及がなく、為替についても「これまで中国・日本の切り下げに不満」であったがこれから公平な枠組みが作られるだろうと述べるにとどまった。駐留米軍については、「米軍駐留を認めてもらって感謝」しているとまで述べた。
 最も大きかったのは、今後の経済的な交渉については、麻生太郎副総理とペンス副大統領による「経済対話」の枠組みに委ねることができた点だ。これで、予測不可能な言動に出るトランプ大統領との直接交渉を避けることができ、通商交渉や為替について突発的な発言をするリスクもかなり低減させたといえよう。日本にとってみるとほぼ100点満点の日米首脳会談となった。
 トランプ大統領がこれほど日本に対するトーンを変えたのはなぜだろうか。トランプ氏自身が言及しているように大統領就任後様々な学習をして、日米貿易の現状やアジア太平洋地域の安全保障における日米同盟の重要性についての認識を改めたのかもしれない。そうだとすると、今後もトランプ大統領の従来の主張による日本への攻撃は影をひそめる可能性はある。
 ただ、今回トランプ大統領が日本に対して過度なまでに友好的な態度を取ったのは、メキシコとの首脳会談がキャンセルされたり、豪首相との電話会談で口論となったり等で他の首脳との関係が上手く行っていないなかで、トランプ氏が他国とも上手くやって行けることを内外に示す必要があったというタイミングによったのかもしれない。
 幸甚にも良いスタートは切れたが、保護主義を掲げるトランプ政権との交渉は始まったばかりで今後の予断は許さない。二国間のFTA交渉など個別分野では厳しい要求が予想され、長く険しい道が続くことになろう。


<YU>

2017/02/13 08:03:42

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