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NYの視点:全米の7月製造業指数は9月利上げ観測を後押しせず

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html


米供給管理協会(ISM)が発表した米7月ISM製造業景況指数は52.7と、予想外に6月53.5から低下し、4月来の低水準となった。活動の拡大と縮小の境目を示す50を31カ月連続で上回った。主要項目である新規受注、生産や入荷遅延の3項目を除いた全ての項目が低下。特に、雇用や輸出の鈍化が全体指数を押し下げた。輸出は48.0と3月来の低水準。2ヶ月連続で50を下回った。雇用は 52.7と、6月の55.5から低下。また、受注残は2012年11月以来で最低となった。在庫は49.5と、3か月ぶりに再び50を割り込み、活動が縮小。輸入は52.0と年初来で最低を記録した。市場の懸念どおり強いドルが生産や製造業活動にも影響を与えている。

■米7月ISM製造業景況指数:52.7(予想:53.5、6月:53.5)
内訳
新規受注:56.5(6月 56.0)
輸出  :48.0(6月 49.5)
雇用  :52.7(6月 55.5)
仕入価格:44.0(6月 49.5)
生産  :56.0(6月 54.0)
受注残 :42.5(6月 47.0)
入荷遅延:48.9(6月 48.8)
在庫  :49.5(6月 53.0)
顧客在庫:44.0(6月 48.5)

米国経済指標は強弱混合で、利上げのタイミングを見極めることは困難だ。4−6月期の国内総生産(GDP)は異例な寒波を受けて低迷した1−3月期から伸びが拡大し2.3%成長となった。この結果はブラード・セントルイス連銀総裁が言及したとおり見通しにおける懸念を払拭した。一部のFOMCメンバーやエコノミストは、米国の景気の弱さの原因が、「天候という一時的なもの以外にもあるのでは」との疑念を抱いていた。

一方で、4−6月期の雇用コスト(ECI)は0.2%増と1982年の統計開始以来で最低の伸びにとどまった。イエレンFRB議長の雇用のたるみをはかるダッシュボードに賃金は含まれていないなどFOMCメンバーは賃金をあまり重要視していないようだが、7月の雇用統計では平均時給などに特に注目が集まることは確かだ。


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2015/08/04 07:11:51

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