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NYの視点:米6月利上げの可能性は依然低い=金利先物市場

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html


米供給管理協会(ISM)が発表した5月ISM製造業景況指数は51.3と、悪化予想に反し4月50.8から上昇した。ただ、内容に関しては「弱い」と悲観的な見方が多い。主要項目である新規受注は55.7と活動と縮小の境目となる50を5か月連続で上回り活動の拡大を示したが、4月の55.8からは低下。雇用は49.2と4月と同水準のとどまり6ヶ月連続で50割れで縮小が続いた。生産は52.6と5か月連続の拡大も4月の54.2から低下。輸出は52.5、輸入は50.0でそれぞれ4月と同水準にとどまった。


       5月  4月
ISM景気指数  51.3 (50.8)
仕入れ価格  63.5 (59.0)
生産     52.6 (54.2)
新規受注   55.7 (55.8)
受注残    47.0 (50.5)
入荷遅延   54.1 (49.1)
在庫     45.0 (45.5)
顧客在庫   50.0 (46.0)
雇用     49.2 (49.2)
輸出     52.5 (52.5)
輸入     50.0 (50.0)

米商務省が発表した4月の建設支出とISM製造業指数を受けて、アトランタ連銀は4-6月期の国内総生産(GDP)の成長見通しを従来の2.8%から2.5%へ引き下げた。エコノミストは、実質居住不動産投資の成長見通しを7.9%から4.2%へ、実質非居住住宅投資の見通しを2.8%減から6.5%減にそれぞれ引き下げたほか、実質政府支出の成長見通しを1.2%から0.4%へ引き下げたと説明。

米連邦準備制度理事会(FRB)が5月23日までの情報をもとにミネアポリス連銀がまとめた米地区連銀経済報告(ベージュブック) では、全米12地区の経済が「前回のベージュブック以降、緩やかな成長が継続した」ことが明らかになった。製造業は依然「強弱まちまち」だが、個人消費や建設業などに拡大が見られた。さらに、労働市場のひっ迫で賃金の上昇が指摘されたほか、物価圧力も小幅上昇するなど、利上げの条件が順調に整っていることも明らかになった。

ただ、ベージュブックからは利上げに関する新たなヒントはないとの判断から、焦点は米5月雇用統計に移った。現状で金利先物市場での6月の利上げ織り込み率は22%にとどまっている。市場にサプライズを与えることを好まない米連邦公開市場委員会(FOMC)は金利利上げ確率が60%、70%近くに達しない限り利上げを実施しないため、現時点での今月の追加利上げの可能性は少ないと言える。



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2016/06/02 07:26:23

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