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中国偽装GDPを晒す(2)李克強指数との乖離がここ2年で拡大中【世界の金融市場シナリオ分析、中国のヤバイ経済学編(9)】

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html




上表は、4半期ごとの成長率を掛け合わせて累積した李克強指数と中国GDPの推移である(2011年第4四半期を100)。あくまで、四半期ごとに成長率を掛け合わせたものであり、実際の年率成長とは異なるが、2012年以降も、2014年第3四半期まではほぼ連動した推移となっていた。ただ、その後は大きな開きが出てきており、これを見る限り、このタイミングからは明らかに、中国GDPは実態以上にかさ上げされた数値で保たれるようになってきたと考えることができよう。

2016年第2四半期の段階では、李克強指数はGDPに対して78.4%の水準になっている。仮に、乖離が広がった2014年、2015年のGDP成長率が、実際には李克強指数並みの伸びにとどまっていたと仮定すれば、2015年のGDPは実際の59兆2100億元(SNAに基づいたデータ)を下回る57兆5630億元になる。この場合、2014年と2015年のGDP成長率は年率平均で5.5%程度にとどまる計算。ちなみに、李克強指数による成長率は2014年が5.8%、2015年が2.0%となっている。

執筆
フィスコ取締役 中村孝也
フィスコチーフアナリスト 佐藤勝己

【世界の金融市場シナリオ分析】は、フィスコアナリストが世界金融市場の今後を独自の視点から分析、予見する不定期レポートです。今回の中国経済についてのレポートは、フィスコ監修・実業之日本社刊の雑誌「Jマネー FISCO 株・企業報」の次回号(2017年1月刊行予定)の大特集「中国経済と日本市場(仮題)」に掲載予定です。




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2016/10/20 15:25:50

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