11時時点の日経平均は続伸、公募増資発表で前日急落のソニーは反発 – フィスコ in とれまが

11時00分現在の日経平均株価は20264.25円（前日比28.52円高）で推移している。ギリシャによる国際通貨基金（IMF）への債務支払いは30日の期限までに履行されなかったが、同国政府が欧州委員会（EU）に新提案を行ったことが報じられ、債務問題解決への期待などから30日のNYダウは上昇した。また、日本銀行が発表した6月の企業短期経済観測調査で、大企業・製造業の業況判断指数（DI）が市場予想を上回ったことも材料視され、日経平均は続伸からスタートした。寄り付き後に一時マイナスへ転じる場面もあったが、売り買い一巡後は20200円台後半での小動きが続いている。

個別では、公募増資の実施を発表して前日急落したソニー<6758>が反発しているほか、楽天<4755>、三菱ＵＦＪ<8306>、ファーストリテ<9983>、ＪＡＬ<9201>などが堅調。資生堂<4911>は8％近い上昇。また、コープケミ<4003>、クボテック<7709>、六甲バタ<2266>などが東証1分上昇率上位となっている。一方、みずほ<8411>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、ソフトバンクグ<9984>、マツダ<7261>などが軟調。社長交代が発表されたスズキ<7269>は3％安。また、ネオス<3627>、山九<9065>、平和堂<8276>などが東証1部下落率上位となっている。


＜HK＞