【市場反応】米6月ISM製造業景況指数/5月建設支出、予想上振れドル続伸 – フィスコ in とれまが

外為市場で良好な米国経済指標を受けたドル買いが強まった。ドル・円は122円94銭から123円24銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1107ドルから1.1059ドルまで下落した。ただ、ISM製造業で支払価格が予想を下振れたため、ドルの上値も限定的。

ISM（米供給管理協会）が発表した6月ISM製造業景況指数は53.5と、市場予想の53.2を上回り、1月来で最高となった。ただ、同指数の項目の中で支払価格は49.5と、上昇予想に反し5月と同じ50を割り込んだ水準を維持。

同時刻に米国商務省が発表した5月建設支出は前月比+0.8％と、4月の+2.1％から伸びが鈍化したものの、市場予想の+0.4％を上回った。

事前に民間のマークイットが発表した米国6月製造業PMI改定値は53.6と、速報値の53.4から上方修正され市場予想の53.4も上回った。

【経済指標】
・米・6月ISM製造業景況指数：53.5（予想：53.2、5月：52.8）
・米・5月建設支出：前月比+0.8％（予想：+0.4％、4月：+2.1％←+2.2％）
・米・6月製造業PMI改定値：53.6（予想：53.4、速報値：53.4）






＜KK＞