《一読必須》今日の日経平均はこうなる~昨日以上の閑散相場に、Fリテイに注目
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
【小幅高となる】20450-20550円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
米国市場が独立記念日の連休に入ったことで海外勢のフローが限られるほか、ギリシャの国民投票を控えるなか、東京市場についても様子見ムードの強い相場展開になりそうだ。ファーストリテが発表した「ユニクロ」の6月既存店売上高は、前年同月比11.7%減だった。3ヶ月ぶりに前年実績を下回っており、売り仕掛けの動きも。
ボリンジャーバンドでは中心値(25日)と+1σとのレンジ内での推移。一目均衡表では転換線、基準線レベルでの推移といったところか。前日の上昇に対する反動安が意識されているが、売り方の買戻しも意識されやすく、下値の堅さが目立ちそうだ。20450-20550円のレンジを想定する。
【小幅安となる】昨日以上の閑散相場に、Fリテイに注目=フィスコ田代 昌之
円建てCME先物は前日の225先物比55円安の20485円。為替市場では、ドル・円が123円00銭台、ユーロ・円が136円40銭台(8時00分時点)。米雇用統計通過後目立った動きは観測されなかったことから、市場は5日のギリシャ国民投票の結果待ちの状況にある。本日の日経平均は、参加者減少で20500円レベルを挟んだもみ合いとなりそうだ。個別では足元の日経平均を支えていたファーストリテ<9983>に注目。昨日発表した6月の国内ユニクロ売上高は前年同月比11.7%の大幅な減少となった。好調な数字が予想されていただけに反動を警戒したいところ。
日足チャートでは、25日移動平均線をクリアしているが下向きのためサポートとしての意識は低いと見る。「気迷い」を示唆する十字線を残しているため身動きは取れないか。一方、TOPIXは25日移動平均線レベルでのもみ合いとなっている。ファーストリテの下落でNT倍率はやや縮小する可能性があるものの、チャート形状ではTOPIXのほうが上値は重いと言えよう。
<SY>
2015/07/03 08:50:28