欧米為替見通し:ギリシャ問題に各国が対応を協議、ドルは引き続き底堅い
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ドル・円は、ギリシャ問題の不透明感が強まっているが、引き続き底堅い値動きとなりそうだ。各国が対応を協議し始めたことで、現時点では金融市場に大きな混乱はみられない。
ギリシャ側は、5日に実施された国民投票で緊縮財政策が拒否されたことを受け、欧州連合(EU)など債権者側による金融支援を再開するための交渉で、ギリシャの公的債務に関し返済負担の3割軽減などを提案する、と報じられている。
7日にはユーロ圏首脳会議の開催が予定されており、ギリシャへの新たな支援策のほか、ギリシャがユーロ圏を離脱した場合の対応、ユーロ圏の結束強化に向けた方策などが主要な議題になるとみられている。こうした各国の対応から、足元でリスク回避姿勢は小休止している。
一方、中国株の不安定な値動きに対する懸念もある。当局の株価対策を受け上海株が前日の取引ではプラス圏で推移したものの、きょうは再び大きく売られている。ドル・円の買いも一服、その後は様子見となっている。
東京市場のドル・円は122円半ばで寄り付き、日経平均株価の上昇とともにじりじり値を上げた。仲値にかけて国内実需筋や輸入企業の買いが入ったと観測され、一時122円81銭に上昇したが、上海株の弱含みで戻り売りもみられた。
ギリシャ問題への警戒感は依然として支配的で、ギリシャへの対応に関するニュースが材料視される。ただ、主要国の利上げ時期などをめぐる思惑などもあり、ギリシャ問題を意識しながらも、値ごろ感で買い戻す動きが続きそうだ。
ユーロはギリシャ問題を受け、対ドル、対円で引き続き売られやすい。ユーロの避難通貨の側面を持つポンドやスイスフランには買いが入りやすいとみられている。
【本日の欧米市場の予定】
・17:30 英・5月鉱工業生産(前月比予想:-0.2%、4月:+0.4%)
・17:30 英・5月製造業生産(前月比予想:+0.1%、4月:-0.4%)
・20:00 ユーロ圏緊急財務相会合
・21:30 米・5月貿易収支(予想:-427.5億ドル、4月:-409億ドル)
・21:30 加・5月貿易収支(予想:-25億カナダドル、4月:-29.7億カナダドル)
・23:00 米・5月JOLT求人件数(予想:530万件、4月:537.6万件)
・01:00 ユーロ圏緊急首脳会議
・02:00 米財務省3年債入札(240億ドル)
<SY>
2015/07/07 17:29:16