《一読必須》今日の日経平均はこうなる~ギリシャ債務交渉への楽観論広がる
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
【小幅安となる】19500-19900円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
前日の急速な切り返しの反動から利食い先行で始まりそうだが、引き続き中国市場の動向を睨みながらの展開となる。ギリシャ政府は、支援の前提となる年金改革などを含む構造改革案を提出したことで、期待感なども高まりやすいところか。
ただし、昨日は19100円まで下げた後に19800円台まで急回復をみせた。超短期的なリバウンドに対しては一気に達成感が意識されやすく、ここからの一段高には市場の安定化が必要。一目均衡表では雲下限での攻防が意識されやすく、ボリンジャーバンドでは-2σ辺りでの推移から、19500-19900円のレンジを想定。
【小幅高となる】ギリシャ債務交渉への楽観論広がる=フィスコ田代 昌之
円建てCME先物は前日の225先物比195円安の19665円。為替市場では、ドル・円が121円70銭台、ユーロ・円が134円70銭台(8時00分時点)。朝方、ギリシャが欧州連合(EU)に提出した財政改革案が年金制度などの改革に踏み込んだ内容だったと伝わると、為替市場では円安が進み、円建てCME先物は19900円台まで上昇している。一部では6月26日に欧州委が提示した内容と似ているとも伝わっており市場はポジティブに受け止めているようだ。本日は寄付きでSQ算出を迎えるが、SQ通過後は20000円台回復を試す展開となろう。上海総合指数の動向次第ともいえるが、SQ通過で需給がクリアとなることから週半ばのようなオプションが絡んだ荒い展開は回避されると見る。
昨日引け後に発表された投資部門別売買動向では、現物+先物では外国人投資家が8346億円売り越している。ギリシャ債務交渉への懸念や中国株急落に対するリスク回避に動いたとの観測。一方、信託銀行が1737億円買い越している。年金筋をイメージさせるが、この水準でも買うかどうか難しいところだ。
<SY>
2015/07/10 08:41:55