後場に注目すべき3つのポイント~2万円の大台回復も中国株式次第か、明確な反転は見極めが必要
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・2万円の大台回復も中国株式次第か、明確な反転は見極めが必要
・ドル・円は122円66銭付近、株価にらみの展開
・政府のコメ輸入上積み報道から、TPP関連にテーマ物色の流れ強まるか
■日経平均は2万円捉えるか、上海市場、先物主導の動きを注視
日経平均は大幅に反発。231.44円高の20011.27円(出来高概算10億2000万株)で前場の取引を終えた。ザラバベースでは3営業日ぶりに2万円の大台を回復した。
先週末の欧米市場の上昇の流れを引き継ぐ格好から、買い先行で始まっている。しかし、ギリシャ支援協議に向けた話し合いは、ギリシャが改革案の内容を今月15日までに法制化することなどが伝えられており、先送りされた格好。そのため、大阪225先物の寄り付きは19950円と、シカゴ先物清算値(20085円)には届かず。
その後はこう着感の強い展開が続く中、上海指数が続伸で始まったことを受けて、2万円の大台を回復する展開に。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1600を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは電力ガス、水産農林、空運、陸運、保険が2%を超える上昇。一方で、鉱業が唯一マイナスとなった。
日経平均採用銘柄は200銘柄以上が上昇し、且つ、先週末に大きく下げていたファーストリテ<9983>が強い値動きをみせており、日経平均をけん引する格好である。節目の2万円を回復したが、5日線やボリンジャーバンドの-1σ、一目均衡表での基準線レベルでの攻防である。一目均衡表では雲(19790円-20230円辺り)の中での推移であり、方向感が掴みづらいだろう。まずは、2万円処での底堅さをみせたいところ。
また、個別でみると、全般堅調ながらも、先週の下げに対する自律反発の域である。ファーストリテ<9983>も先週末の安値圏での推移で25日線を挟んでの攻防である。ボトム形成からの反転とみるには、もうしばらく見極めが必要なところであろう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は122円66銭付近、株価にらみの展開
ドル・円は122円66銭付近で推移。日経平均株価が2万円台を回復したことからドル買い・円売りとなったが、上海株が上げ幅を縮小する局面では上値が重くなった。
週明け東京市場のドル・円は、121円99銭で寄り付いた後、一時121円93銭に下げた。ある市場関係者は、ギリシャ支援協議が合意に向っていると楽観視されるものの、「なかなかスムーズに進まないので、合意に懐疑的な見方が広がった」と話す。
その後、仲値にかけて実需筋の買い戻しが入った。また、日経平均株価が2万円を回復したことでさらに上昇し、121円70銭台をつけた。ただ、上海株が高寄りした後上げ幅を縮小させており、ドル・円の上値を抑えている。
ロイターによると、ギリシャのチプラス首相は、急進左派連合(SYRIZA)内の反緊縮派を一掃する方向。先の市場関係者は、足元について「ギリシャ支援協議に進展がみられず、動くに動けない状況だ」と述べている。
ユーロ・ドルは、1.1090ドルから1.1144ドルのレンジ内で、ユーロ・円は135円40銭から136円65銭のレンジ内で推移している。
12時31分時点のドル・円は122円66銭、ユーロ・円は136円54銭、ポンド・円は190円26銭、豪ドル・円は91円34銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 小瀬正毅)
■後場のチェック銘柄
・政府のコメ輸入上積み報道から、TPP関連にテーマ物色の流れ強まるか
・アイフル<8515>の金融支援の対象債権に関わる債務完済でノンバンク株に安心感
・商品市況の軟調な推移から資源関連株には警戒感
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・13:30 5月第3次産業活動指数
<海外>
・特になし
<SY>
2015/07/13 12:37:21