欧米為替見通し:ドル・円は上値重い展開か、米9月利上げシナリオ再浮上し買い先行の見通し
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16日の欧米市場で、ドル・円は上値が重い展開になりそうだ。前日の米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言で、利上げの9月実施シナリオが再浮上し、買い先行の見通し。
前日のイエレン米FRB議長の議会証言で、利上げの時期など具体的な言及を避けながらも、米経済は安定的に成長しており、引き続き年内に利上げを実施する軌道に乗っているとの見解を示した。
市場では、イエレン議長の議会証言を受け、後退していた9月利上げシナリオが再浮上した、との見方が広がった。ただ、前日海外市場でドル・円は123円97銭まで上昇したが、買いが続かず、124円台には達しなかった。
年内利上げについては確実視されているものの、ドル・円は124円台を上抜けることができず、上値の重さが意識されている。ある市場関係者は、「下値でドルを買った人たちが124円付近で利益確定売りを出している」との見方を示す。
市場には、米利上げに警戒感もあり、主要通貨が対ドルで売られ、クロス円が下落。これがドル・円の上値を抑えているという。
一方、ユーロが対ドルで、4月以降の最安値圏近くに下げている。米利上げ観測を受けユーロ売り・ドル買いが進みやすいため、市場ではユーロ・ドルのストップロスを巻き込んだ下落に警戒感を強めている。
きょう開催される欧州中央銀行(ECB)理事会・金融政策発表で、現状維持が予想されている。邦銀関係者は、「ギリシャ支援協議に関し、ドラギECB総裁はまだあまり言及していないので、記者会見でどのような認識を持っているのか注目している」と話す。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・5月貿易収支(予想:+218億ユーロ、4月:+249億ユーロ)
・18:00 ユーロ圏・6月消費者物価指数改定値(前年比予想:+0.2%、速報値:+0.2%)
・20:45 欧州中央銀行(ECB)理事会・金融政策発表(現状維持の予想)
・21:30 ドラギECB総裁会見
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:28.5万件、前回29.7万件)
・23:00 米・7月フィラデルフィア連銀景況指数(予想:12.0、6月:15.2)
・23:00 米・7月NAHB住宅市場指数(予想:59、6月:59)
・03:30 イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が上院銀行委員会で証言
・05:00 米・5月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く)(予想:+300億ドル、4月:+539億ドル)
・ユーロ・グループ電話会議予定
<SY>
2015/07/16 17:26:22