欧米為替見通し:ドル・円はもみあいか、米10年債利回りの低下に警戒感
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きょうの欧米市場で、ドル・円はもみあいとなりそうだ。米9月利上げへの期待感は続いているものの、7日の米雇用統計発表後、米10年債利回りが低下傾向を示していることが警戒される。
7月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が21万5000人増となった。底堅い内容だが市場予想の22万3000人増を下回った。失業率は前月から横ばいの5.3%と、7年ぶり低水準となった。ドル・円は米雇用統計を受け、一時125円07銭と2カ月ぶりの高値に上昇したが、その後は、米国株の下落などを受け、124円10銭まで反落した。
米金利先高観から、目先もドル堅調の値動きが続くとの見方に変わりはない。ただ、市場では、「期待が大きかった分上値では利益確定売りなどが出やすい」(邦銀関係者)と指摘される。また、米長期債利回りが低下していることが警戒されている。
米10年債利回りはドル・円の連動した動きとなるが、雇用統計発表後に低下傾向を示していることから、「欧米市場で米10年債の利回り低下が続けば、ドル・円の上値を抑える展開」(同じ邦銀関係者)とみられている。
きょうの海外市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持つアトランタ地区連銀のロックハート総裁の講演が注目される。同総裁が4日米紙のインタビューで利上げの9月開始に前向きな発言をしたことが前週、ドル・円相場を押し上げた。
講演での発言が米紙のインタビュー記事と同じような内容なら上昇は限定的だが、踏み込んだ内容なら125円を目指す可能性もある。
【今日の欧米市場の予定】
・22:00 ロックハート米アトランタ連銀総裁開会あいさつ(連銀主催会合)
・23:00 米・7月労働市場情勢指数(6月:0.8)
・01:25 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演(アトランタ記者クラブ)
・シンガポール、南ア休場
<SY>
2015/08/10 17:30:41