欧米為替見通し:主要通貨は弱含みか、人民元切り下げの吸収を注視
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きょうの欧米市場で、ドル以外の主要通貨が対円で弱含む展開となりそうだ。中国人民元の切り下げの影響を欧米市場がどのように吸収するか注目される。ドルは米利上げ期待が続いていることから対円で買われやすいが、ユーロや豪ドルなどの対円での下落が上値を抑える可能性が指摘される。
中国人民銀行はきょう、人民元の約2%の切り下げを実施した。これを受け、東京市場ではドル高・人民元安に振れ、ドル高・円安となったがその後は上値が重い展開となった。ドル以外の主要通貨は対円で急落し、軟調もみあいが続いた。
人民元の切り下げを受け、中国との交易関係の深さから豪ドルとユーロが対ドル、対円で大きく売られた。特に、豪ドルは原油安や中国経済の減速懸念で弱含み、2009年4月以来の安値圏に沈んでいた。その後原油価格が下げ渋ったことから底堅い値動きとなっていたが、人民元切り下げにより再び下落トレンドを示している。
市場では、中国人民元の切り下げがきょうの欧米市場でどのように吸収されるのか注目される。通貨安は一般に輸出に有利とされるものの、東京株式市場では人民元の切り下げについて、中国経済の減速を反映したとの見方が株売りにつながった。欧米市場でもこうした見方が続けばリスク回避の円買いに振れやすいとみられている。
また、米利上げの9月実施への期待が強いことから、ドルには引き続き買いが入りやすい。ただ、豪ドルとユーロの対円での下落に影響を受けたポンドなど他の主要通貨の売りが強まれば、ドルが対円で伸び悩む展開も想定される。
なお、米国が中国に対して人民元の切り上げを求めてきた経緯を踏まえると、米国の金融当局者などからの発言も注目される。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・8月ZEW景気期待指数(予想:31.9、7月:29.7)
・20:00 南ア・6月製造業生産(前月比予想:+0.6%、5月:-0.4%)
・21:15 加・7月住宅着工件数(予想:19.5万戸、6月:20.31万戸)
・21:30 米・4-6月期非農業部門労働生産性速報値(予想:+1.6%、1-3月期:-3.1%)
・23:00 米・6月卸売在庫(前月比予想:+0.4%、5月:+0.8%)
・02:00 米財務省3年債入札(240億ドル)
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2015/08/11 17:26:10