後場に注目すべき3つのポイント~25日線での攻防、先物主導の仕掛けに警戒
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・25日線での攻防、先物主導の仕掛けに警戒
・ドル・円は124円45銭付近、人民元安への警戒感は低下
・目標株価の一斉引き上げで時計各社が上昇
■25日線での攻防、先物主導の仕掛けに警戒
日経平均は下落。46.08円安の20574.18円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えている。17日の米国市場では製造業の景況感が予想外に悪化したことを受けて売り先行で始まったが、その後は薄商いの中、住宅指標が予想と一致したことで上昇に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円高の20670円だったこともあり、これにさや寄せする格好から買いが先行。
続伸して始まった日経平均は、その後20600円を挟んでのこう着が続いていた。しかし、前場半ば辺りから先物主導で下げに転じており、ほぼ日中の安値圏で前場の取引を終えている。セクターでは海運、銀行、ゴム製品、電気機器、医薬品などが堅調。一方で、石油石炭、サービス、情報通信、精密機器、小売、電力ガスなどが冴えない。規模別指数では大型株指数のみ上昇。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が若干上回っている。
指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>のほか、KDDI<9433>、ソフトバンクグ<9984>、電通<4324>、オリンパス<7733>などが重石となっている。東証1部の騰落は値上がり数が若干上回っているが、特にファーストリテ<9983>、ソフトバンクグ<9984>辺りが揃って弱い動きとなることで、様子見姿勢が強まりやすい。指値状況の薄い中でもあり、それ程大きなエネルギーが無くとも、トレンドが強まりやすい面はありそうだ。
日経平均は25日線での攻防であり、これを割り込んでくるようだと、先物主導で仕掛け的な動きに。中国の景気先行き不透明のほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表を控えていることから、ショートカバーも強まりづらいところである。上海指数は4000ptからの上値の重さが意識されており、下振れを警戒か。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は124円45銭付近、人民元安への警戒感は低下
ドル・円は124円45銭付近で推移。人民元相場は前週基準値を切り下げ人民元安に振れたものの今週は落ち着きを取り戻し、中国株の反転を期待してドルは値を上げている。ドルは一時124円50銭まで上昇した。
また、国内株は小幅高で推移していたが、前引け前にマイナス圏に転落したが、足元では株安に対するリスク回避の動きにはつながっていないとみられる。
一方、18日に公表された豪準備銀行(中央銀行)の議事録(4日開催分)で、中国の経済成長に対するリスクは後退したが、株価急落を受けた中国政府の政策対応によって、中期的に不透明感が増した、と分析した。
12時20分時点のドル・円は124円45銭、ユーロ・円は137円84銭、ポンド・円は193円95銭、豪ドル・円は91円80銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・Fリテ<9983>、KDDI<9433>、電通<4324>が日経平均値下がり寄与度上位
・明日訪日外国人数の発表、警戒感強まる
・目標株価の一斉引き上げで時計各社が上昇
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・12:45 20年国債入札の結果発表
<海外>
・特になし
<SY>
2015/08/18 12:26:44