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後場に注目すべき3つのポイント~日銀のETF流入ポイントを見極め

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日銀のETF流入ポイントを見極め
・ドル・円は110円85銭付近、ドル111円割れ、日本株の下落受け
・ファーストリテ<9983>が値下がり寄与トップ、日経平均を約46円押し下げ

■日銀のETF流入ポイントを見極め

日経平均は大幅に続落。353.46円安の15769.81円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えた。4日の米国市場ではNYダウは反落。先週の大幅上昇を受けて利益確定の売りが先行したほか、軟調な原油や商品相場が重しとなった。円相場は1ドル111円台前半での推移に。これら米株安のほか、原油相場の弱い動きや円高を受けて、売り優勢の展開となった。

寄り付き直後は16000円レベルでの攻防となったが、その後16000円を割り込むと、さらに下げ幅を広げる展開に。円相場も1ドル110円台に突入するなか、インデックスに絡んだ商いにより、日経平均は一時15758.41円まで下げ幅を拡大させている。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1800を超えており、ほぼ全面安商状。この流れを受けて相対的に底堅い値動きをみせていた中小型株も急速に値を消す格好となった。セクターでは33業種すべてが下げており、鉱業、銀行が4%を超える下落。

日経平均は価格帯別出来高で商いの膨れていた15900-16100円レベルを割り込んできており、真空地帯を走る格好となっている。テクニカル面ではボリンジャーバンドの-2σを割り込み、2月安値時につけた-3σレベルまで下げ幅を拡大させている。一目均衡表では雲を下放れる形状となり、遅行スパンは下方転換シグナルを発生させてきている。

シグナルが悪化しているほか、中小型株も値を消す展開になり、押し目買いを入れづらい需給状況であろう。その中で強い動きをみせているソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>などに値幅取り狙いの資金が向かいやすいと考えられる。また、一段の下振れが警戒されるなかで、日銀によるETF買い入れといった下支えも意識されやすいところ。水準的にどの辺りをサポートとして市場のコンセンサスが強まるかを見極めたいところであろう。



(株式部長 村瀬智一)


■ドル・円は110円85銭付近、ドル111円割れ、日本株の下落受け

5日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含む展開となり111円を割り込んだ。日経平均株価の下落を受けた値動き。

ドル・円は朝方111円36銭を付けた後、日経平均の弱含みを受けドル売り基調が強まり、一時110円78銭まで下落。3月17日に付けた110円67銭に迫った。その後は売り一服となり、足元は110円80銭台で推移している。

ただ、日本株安を受けたリスク回避的なドル売りは弱まっていない。上海総合指数は不安定な値動きで、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続いているため、ドルはなお先安観が強い。目先株価の下げ幅が縮小してもドルの戻りは鈍そうだ。

ここまではドル・円は110円78銭から111円36銭、ユーロ・ドルは1.1386ドルから1.1405ドル、ユーロ・円は弱含み、126円26銭から126円85銭で推移。


12時20分時点のドル・円は110円85銭、ユーロ・円は126円32銭、ポンド・円は158円14銭、豪ドル・円は84円01銭で推移している。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・ファーストリテ<9983>が値下がり寄与トップ、日経平均を約46円押し下げ
・しまむら<8227>、アコム<8572>のレーティング格上げ


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・特になし

<海外>
・13:30 豪準備銀行が政策金利発表(2.00%で据え置き予想)
・14:00 エバンス米シカゴ連銀総裁講演(経済情勢と金融政策、香港)
・15:00 独・2月製造業受注(前月比予想:+0.3%、1月:-0.1%)



<SY>

2016/04/05 12:25:35

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