後場に注目すべき3つのポイント~日銀緩和期待高まる、トヨタ自のプラス圏キープに関心
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日銀緩和期待高まる、トヨタ自のプラス圏キープに関心
・ドル・円は110円85銭付近、ドル110円台半ばまで戻す、日本株の反発受け
・オリエンタルランド<4661>、りそなHD<8308>など4社、証券各社レーティング格上げ
■日銀緩和期待高まる、トヨタ自のプラス圏キープに関心
日経平均は小幅ながら反発。前日比44.31円高の15777.13円(出来高概算11億2000万株)で前場の取引を終えた。5日の米国市場ではNYダウは続落。ドル・円が一時109円95銭を付けるなど為替は円高に振れたが、原油価格が時間外取引で上昇したことから円建てCME先物終値15615円を上回ってスタートした。前場中ごろには下を試す場面も見られたが、先物、現物市場ともに売り圧力がさほど強まらなかったことで切り返す格好となった。
日本株の底堅い動きを受けて、ドル・円は110円50銭台と下げ渋っている。なお、昨日きつい下落となったマザーズ指数は小幅マイナスと反発は弱いが、前場の売買代金は962億円と14年12月2日以来となる2000億円台(昨日が今年最高の1937億円)に迫る商いとなっている。セクターでは電力ガス、鉄鋼、パルプ紙、海運、ゴム製品、ガラス土石、輸送用機器が上昇。半面、情報通信、水産農林、保険、倉庫運輸、化学、陸運などが小安い。
日経平均は前日終値を挟んでの推移となるなか、一時15612.91円まで下げた後に、前引けにかけてプラス圏を回復している。自律反発の域は脱せないだろうが、日銀の追加緩和への思惑等も高まってきている他、円相場は110円50銭辺りとやや円安に振れていることもあり、底堅い相場展開が意識されやすい。また、規模別指数では大型、中型株指数がプラス圏で推移しており、小幅ではあるが大手自動車株が堅調となるなか、トヨタ自<7203>が後場もプラス圏をキープしてくるようだと、やや安心感につながるだろう。
ただし、米国ではFOMC議事録や歴代FRB理事による討論会が控えている。為替変動要因になるとみられ、模様眺めムードから積極的な上値追いは限られる。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は110円45銭付近、ドル110円台半ばまで戻す、日本株の反発受け
6日午前の東京外為市場で、ドル・円は底堅く推移し110円半ばまで値を戻した。日経平均株価の反発を受けた値動き。
ドル・円は前日の海外市場で仕掛け的なドル売りがみられ2014年10月以来、1年5カ月ぶりとなる109円台まで一時下落。東京市場は110円34銭で寄り付いた後、株価にらみの展開となった。
10時45分発表の中国経済指標の改善を好感し日経平均が反発したことを受け、リスク回避的な円買いの動きは後退。ドル・円は一時110円64銭まで切り返し、前日の下落から値を戻す展開となっている。
ただ、ランチタイムの日経平均先物はプラス圏推移の一方、上海総合指数は不安定な値動きのため、状況次第では再び110円付近に下げる可能性もあろう。
ここまでのドル・円は110円23銭から110円64銭、ユーロ・ドルは1.1368ドルから1.1387ドル、ユーロ・円は125円49銭から125円84銭で推移。
12時22分時点のドル・円は110円45銭、ユーロ・円は125円59銭、ポンド・円は156円42銭、豪ドル・円は83円48銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・HSBCがペーパー会社2300社の設立に関与=「パナマ文書」
・オリエンタルランド<4661>、りそなHD<8308>など4社、証券各社レーティング格上げ
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・14:00 2月景気動向指数・先行(予想:99.8、1月:101.8)
・15:00 ウクライナのポロシェンコ大統領が会見
<海外>
・15:00 独・2月鉱工業生産(前月比予想:-1.8%、1月:+3.3%)
<WA>
2016/04/06 12:30:27