ファーストリテが重しになるか【クロージング】
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
7日の日経平均は8営業日ぶりに反発。34.48円高の15749.84円(出来高概算21億1000万株)で取引を終えた。米株高の流れを受けて買い先行の展開。前日まででアベノミクス初の7日続落となっていたこともあり、日柄的にも自律反発が期待されやすいところだった。その後も、黒田日銀総裁による追加的な金融緩和措置への考えが伝わると、インデックス売買によって一時15871.10円と上げ幅を拡大させる場面もみられた。一方で安倍首相による為替介入への慎重姿勢が伝わり、円相場は1ドル108台に突入すると、再び下げに転じるも、大引けにかけては前日終値を挟んでのもち合いが続き、辛うじてプラス圏をキープした。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも上昇。セクターでは医薬品、石油石炭、鉱業、情報通信、陸運、その他製品、建設、その他金融が上昇。半面、小売、保険、非鉄金属、輸送用機器、電力ガス、証券、銀行が冴えない。
安倍首相による為替介入への慎重姿勢が伝わり、円高が強まった格好だが、5月末の伊勢志摩サミット通過までは円安方向に転換しづらいであろう。そのため、引き続き為替相場を睨みながらの相場展開を余儀なくされよう。
ただし、年金等買いが観測されるなど、円高傾向が強まる中でも、日経平均は底堅く推移していた。通信や医薬品などが下支えた格好であろうが、電子部品の一角などはプラス圏で推移しており、為替連動性が薄まれば、株式市場も次第に落ち着きをみせてくる可能性があるとみられる。
もっとも、明日はファーストリテ<9983>の決算反応を見極める必要がある。年初来安値を更新して終えているが、売り直される状況となれば、日経平均の重しとなる。
<AK>
2016/04/07 16:48:33