後場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクグ、ソニーなどに押し目拾いの動き
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・ソフトバンクグ、ソニーなどに押し目拾いの動き
・ドル・円は107円98銭付近、東京株安一服でドル下げ止まり
・上昇率トップはパイオニア<6773>で3.8%高、政府が18年までに自動運転に必要な立体道路地図を作ると報じられており、関連銘柄として物色
■ソフトバンクグ、ソニーなどに押し目拾いの動き
日経平均は大幅に下落。201.09円安の15620.43円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。8日の米国市場は、原油相場の上昇が好感されたほか、急激なドル安が一服したことも安心感につながり、NYダウは反発した。ただし、シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の15775円となり、方向感が掴みづらいなか、日経平均は小幅に反落して始まった。
しかし、円相場が1ドル107円台に突入するなか、日経平均はじりじりと下げ幅を拡大させている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。不透明感が強まるなか、物色は個人主体の材料株等に向かいやすく、SOSEI<4565>、アンジェス<4563>などバイオ関連の一角が強含む格好となり、マザーズ指数は1.3%超の上昇。セクターでは石油石炭が上昇。半面、精密機器、輸送用機器、銀行、その他金融、金属製品が2%超に下落。
日経平均はこう着感の強い相場展開を想定していたが、金融株の弱い値動きや円高が嫌気される格好から、下げ幅を拡大させている。為替市場では投機的な商いが入りやすいようであり、その後の反動等も意識されやすい面はある。ただし、薄商いの中をインデックスに振らされやすく、中小型株などに向かいやすいだろう。その他、先週強い動きをみせていたソフトバンクグ<9984>は小幅な下げにとどまっており、25日線レベルで煮詰まってきている。また、売りが先行したソニー<6758>は、25日線を支持線にリバウンドをみせてきている。主力処についても、強い動きをみせている銘柄などには、押し目拾いの動きが入りやすいだろう。また、トヨタ自<7203>は先週末につけた安値を更新したが、その後は下げ渋りをみせてきている。買戻しの動きがでてくるようだと、市場全体与える心理的な影響は大きい。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は107円98銭付近、東京株安一服でドル下げ止まり
ドル・円は107円95銭近辺で推移。日経平均株価は201円安で午前中の取引を終えたが、株安を嫌ったドル売りは一巡しつつある。ドルは一時107円63銭まで下落し、年初来安値を更新した。ただし、中国本土株は反発していることから、リスク回避的な円買いは抑制されている。ここまではドル・円は107円63銭から108円33銭で推移。 ユーロ・ドルは伸び悩み、1.1396ドルから1.1426ドルで推移。ユーロ・円は弱含み、122円86銭から123円54銭で推移。
12時26分時点のドル・円は107円98銭、ユーロ・円は123円20銭、ポンド・円は152円54銭、豪ドル・円は81円65銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・精密機械、輸送用機器が下落率上位
・自動車株の下げが目立つ~トヨタ<7203>が3.5%安、スズキ<7269>が3.6%安~
・上昇率トップはパイオニア<6773>で3.8%高、政府が18年までに自動運転に必要な立体道路地図を作ると報じられており、関連銘柄として物色
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・特になし
※15:15 黒田日銀総裁あいさつ(信託大会)
<海外>
・特になし
<WA>
2016/04/11 12:29:04