後場に注目すべき3つのポイント~16800円処の抵抗がこれまで以上に意識されやすくなる
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2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・16800円処の抵抗がこれまで以上に意識されやすくなる
・ドル・円は108円98銭付近、ドル弱含み、日銀審議委員の発言受け109円割れ
・そーせい、三菱商事など8社の目標株価変更
■16800円処の抵抗がこれまで以上に意識されやすくなる
日経平均は大幅に続落。387.61円安の16568.12円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を終えた。1日の米国市場は小幅に上昇していたが、円相場が1ドル109円前半で推移しているほか、シカゴ先物が大阪比で100円超の下落だった流れもあり、売り優勢のスタートとなった。
しかし、その後も円高傾向が強まるなか、日経平均もじりじりと下げ幅拡大させており、前引け間際には16600円を割り込んできている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの下落。セクターでは水産農林のみがプラスとなり、海運、保険、ガラス土石が3%を超える下落となった。
日経平均はシカゴ先物にさや寄せ後は16800円処での底堅い値動きを想定していたが、円相場が一時1ドル108円台に突入するなど、円高基調が嫌気されている。日経平均は価格帯別出来高で商いが膨れていた16800-17000円のレンジを再び割り込んだことから、需給悪化も警戒されやすい。一目均衡表では基準線、転換線を割り込み、雲上限にタッチしてきている。シグナルが悪化傾向にあるなか、押し目狙いの流れには向かいづらい。
インデックスに絡んだ商いが中心であり、戻りも早そうだが、16800-17000円のレンジを再び割り込んだことにより、16800円処の抵抗がこれまで以上に意識されやすいだろう。週末の雇用統計および、米利上げ時期などを見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、しばらくはテーマ株などの個別対応を余儀なくされよう。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は108円98付近、ドル弱含み、日銀審議委員の発言受け109円割れ
2日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含む展開となり、109円を割り込んだ。日銀審議委員の発言を受け、株安・円高に振れた。
日銀の佐藤審議委員は今日午前、北海道内で講演し、マイナス金利の弊害などについて指摘した。これをきっかけに、日経平均株価は下げ幅を拡大し、リスク回避的な円買いが強まった。ドル・円は109円を割り込み、一時108円83銭まで下落。
ランチタイムの日経平均先物は下げ渋っており、午後の取引でドルは売り一服となろう。ただ、押し目買いは観測されるものの、利益確定売りに押される展開は続く見通し。また、具体的な手がかりは乏しく、積極的なドル買いは手控えられそうだ。
ここまでドル・円は108円83銭から109円59銭、ユーロ・ドルは1.1184ドルから1.1214ドル、ユーロ・円は121円98銭から122円62銭で推移。
12時20分時点のドル・円は108円98銭、ユーロ・円は122円16銭、ポンド・円は157円19銭、豪ドル・円は78円83銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、2位ソフトバンクG<9984>、2銘柄で日経平均を約52円押し下げ
・日本銀行佐藤審議委員「無理に物価2%を達成する必要はない」
・そーせい<4565>、三菱商事<8058>など8社の目標株価変更
・値上がりしたのはマルハニチロ<1333>など6銘柄のみ
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・10:30 佐藤日銀審議委員講演(金融経済懇談会、釧路市)
・14:00 佐藤日銀審議委員会見
<海外>
・OPEC総会(ウィーン)
<WA>
2016/06/02 12:29:47