後場に注目すべき3つのポイント~前日の下落分を吸収する程のショートカバーは期待しづらい
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3日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・前日の下落分を吸収する程のショートカバーは期待しづらい
・ドル・円は108円90銭付近、ドルもみあい、リスク選好的な円売りは後退
・コナミHDからカプコンへの流れ
■前日の下落分を吸収する程のショートカバーは期待しづらい
日経平均は反発。27.42円高の16589.97円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。米株高が材料視されているほか、直近2日の大幅な下げに対する自律反発の流れもあってか、日経平均は反発して始まった。その後一時16700円を回復する場面をみせたが、米雇用統計など重要な経済指標の発表を控えていることもあり、強弱感が対立する格好。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも上昇しており、小型株指数の強さが目立つ。セクターでは水産農林、小売、石油石炭、食料品、陸運がしっかり。半面、電力ガス、鉄鋼、空運、その他金融、パルプ紙が冴えない。
日経平均は一時16700円を回復する一方で、下げに転じる場面もみせるなど、強弱感が対立している。水準としては25日線や一目均衡表の雲上限が位置しているところでもあり、上値の重しとして意識されやすいだろう。雇用統計の発表を前にポジション調整の動きが出てくる可能性はあるものの、前日の下落分を吸収する程のショートカバーは期待しづらい。
また、欧州連合(EU)残留・離脱を問う英国の国民投票が23日に迫る中、今年最大のリスク要因とみられており、リスク回避の流れから押し目買いも入りづらい。円相場もドル安に振れやすく、物色は個別対応になりそうだ。本日はファーストリテ<9983>が日経平均を下支えしており、同社を睨みながらの展開。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は108円90付近、ドルもみあい、リスク選好的な円売りは後退
3日午前の東京外為市場では、ドル・円はもみあう展開となった。引き続き株価の値動きに左右される展開。
ドル・円は、朝方国内企業によるドル買いのほか、日経平均株価の上昇を受けたリスク選好的なドル買いにより109円14銭まで上昇した。その後、日経平均が一時マイナス圏に転落したことで、リスク選好的な円売りのフローは後退。ドルは昼にかけて108円80銭台で推移した。
ランチタイムの日経平均先物はプラス圏に再浮上しており、ドルは目先、底堅い値動きが予想される。ただ、今晩の米雇用統計発表を控え、主要通貨は動意薄となろう。また、上昇局面となっても109円30銭-50銭の短期筋などの売りに上値は抑えられそうだ。
ここまでドル・円は108円75銭から109円14銭、ユーロ・ドルは1.1142ドルから1.1157ドル、ユーロ・円は121円31銭から121円64銭で推移した。
12時15分時点のドル・円は108円90銭、ユーロ・円は121円43銭、ポンド・円は156円92銭、豪ドル・円は78円79銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、1銘柄で日経平均を約68円押し上げ
・コナミHD<9766>からカプコン<9697>への流れ
・ソフトバンクG、フジシールなど9社の目標株価変更
・ペプチドリーム<4587>、上方修正、2期連続で過去最高益を更新する見通し
☆後場の注目スケジュール☆
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2016/06/03 12:26:17