7日の米国市場ダイジェスト:ダウは28ドル安、雇用統計への見方がわかれる
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■NY株式:ダウは28ドル安、雇用統計への見方がわかれる
NYダウ ナスダック
終値 :18240.49 終値 :5292.41
前日比:-28.01 前日比:-14.45
始値 :18295.35 始値 :5314.92
高値 :18319.73 高値 :5315.65
安値 :18149.35 安値 :5266.80
7日の米国株式相場は下落。ダウ平均は28.01ドル安の18240.49、ナスダックは14.45ポイント安の5292.40で取引を終了した。9月雇用統計は、非農業部門雇用者数が15.6万人増と予想を下回る内容となったものの、年内の利上げ観測を後退させるほど悪い内容ではないとの見方もあり、朝方は売り買いが交錯する展開となった。その後、クリーブランド連銀総裁やフィッシャーFRB副議長が雇用統計の内容について肯定的な発言を行ったことから利上げ観測の拡大を嫌気し下落したものの、引けにかけて下げ幅を縮小した。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や保険が上昇する一方で素材や資本財が下落した。
複合企業のハネウェル・インターナショナル(HON)は業績見通しを引き下げ、下落。食肉メーカーのタイソンフーズ(TSN)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け、軟調推移。一方で、アパレルのギャップ(GPS)は「Old Navy」ブランドの9月既存店売上高が回復したことが好感され、大幅上昇。アパレルのラルフローレン(RL)はゴールドマンサックスの買い推奨リストに追加され、買われた。
10日(月)はコロンバスデーで、一部金融機関などが休業となるものの、株式市場は通常取引となる。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米9月雇用統計が予想下回りドル反落、102.86円/1.1205ドル
7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円91銭から102円86銭まで下落し102円90銭で引けた。米国の9月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回ったため債券利回り低下に伴いドル売りが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1117ドルから1.1205ドルへ上昇して1.1202ドルで引けた。米国の雇用統計を受けた欧米金利差の縮小にユーロ買い、ドル売りが強まった。ユーロ・円は、115円69銭から115円05銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.2312ドルから1.2470ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9839フランから0.9768フランへ下落した。
■NY原油:反落で49.81ドル、ロシア高官による発言で売り優勢に
NY原油は反落(NYMEX原油11月限終値:49.81↓0.63)。高値は22時16分の50.57ドル、安値は1時16分の49.40ドル。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国による会合が、8-13日にトルコで開催されるが、ロシアのノバク エネルギー相は9月に決定した減産の履行方法では合意に至らないとの見解を示している。原油価格は心理的な節目の50ドル台に到達したこともあり、利益確定に押された。
日足チャートでは、100日移動平均線を上抜いている。6月9日の年初来高値51.67ドルを起点とした上値抵抗ラインも、突破。上げ一服となったが、しっかりとした推移が見られる。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.13ドル -0.09ドル(-0.55%)
モルガン・スタンレー(MS) 32.31ドル -0.08ドル(-0.25%)
ゴールドマン・サックス(GS)169.83ドル +2.68ドル(+1.60%)
インテル(INTC) 38.10ドル +0.03ドル(+0.08%)
アップル(AAPL) 114.06ドル +0.17ドル(+0.15%)
アルファベット(GOOG) 800.71ドル -2.37ドル(-0.30%)
フェイスブック(FB) 128.99ドル +0.25ドル(+0.19%)
キャタピラー(CAT) 88.47ドル -0.82ドル(-0.92%)
アルコア(AA) 31.37ドル -0.41ドル(-1.29%)
ウォルマート(WMT) 68.70ドル -0.66ドル(-0.95%)
スプリント(S) 6.48ドル -0.05ドル(-0.77%)
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2016/10/08 09:59:11