欧米為替見通し:ドル・円上値重い、米大統領選と原油価格の動向を注視
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今日の欧米外為市場では、ドル・円は上値の重い展開を予想する。日銀の金融政策決定会合が予想通り波乱なく通過したことで、リスク要因のひとつは後退。基本的には米連邦準備制度理事会(FRB)による12月利上げ観測がドルの下支えとなるが、一方で米大統領選の先行き不透明感や原油価格の不安定な値動きが引き続きドルの重石となりそうだ。
足元の米国の経済指標が堅調なことから、FRBによる12月利上げ観測がより高まる状況になっている。今晩の10月ISM製造業景況指数は51.7と9月より小幅上昇が予想されており、ドル買いにつながる可能性がある。
また、今日発表された中国の10月製造業PMIや非製造業PMIの上昇により、中国経済の減速懸念が一段と後退。さらに、日銀の金融政策決定会合が予想通りの結果となったことも市場の安心感を誘っている。ある市場筋は、日銀の政策決定について「サプライズがなく、無難にこなしたことが海外市場では好感される」との見方を示す。
ただ、引き続き「トランプ・リスク」への警戒がドルの上値を抑える要因となりそうだ。連邦捜査局(FBI)による民主党クリントン候補への私用メール問題の捜査再開で、直近の支持率調査では共和党トランプ候補へのリードがやや縮小。一方、原油価格に関しては、産油国の減産実施に疑念が広がり、NY原油先物は1カ月超ぶりに46ドル台に押し下げられている。原油の安値圏推移が続けば株価もさえない動きになることが予想されるため、ドルは105円台に乗せた辺りから買いづらくなりそうだ。
【今日の欧米市場の予定】
・17:15 スイス・9月小売売上高(前年比予想:-2.2%、8月:-3.0%)
・18:30 英・10月製造業PMI(予想:54.5、9月:55.4)
・21:30 カナダ・8月GDP(前月比予想:+0.2%、7月:+0.5%)
・23:00 米・10月ISM製造業景況指数(予想:51.7、9月:51.5)
・23:00 米・9月建設支出(前月比予想:+0.5%、8月:-0.7%)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、2日まで)
<WA>
2016/11/01 17:28:00