英ポンド週間見通し：底堅い動きが続く見込み、EU離脱交渉の順調な進展への期待も – フィスコ in とれまが

■続伸、ユーロ売り・ポンド買い増加の影響も

先週のポンド・円は続伸。米ドル高・円安の継続や英国金利の先高観は後退していないことが対円レートの上昇につながった。イタリアの国民投票を控えてユーロ売り・ポンド買いの取引が増えていることもポンド高・円安進行の一因となったようだ。取引レンジ：138円52銭-145円20銭。

■底堅い動きが続く見込み、EU離脱交渉の順調な進展への期待も

今週のポンド・円は底堅い動きを続ける見込み。英国の欧州連合（EU）離脱に向け「ハード・ブレグジット」を回避する英国政府の対応に期待が高まっており、ポンドの買戻しが中心となりそうだ。また、石油輸出国機構（OPEC）加盟国・非加盟国の減産合意を受けた原油価格の持ち直しや米12月利上げ観測を背景としたドル高・円安の継続もポンドの押し上げ要因とみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・5日：11月マークイットサービス業PMI（予想：54.3、10月：54.5）
・7日：10月鉱工業生産（前月比予想：+0.2％、9月：-0.4％）
・9日：10月商品貿易収支（予想：-118億ポンド、9月：-126.98億ポンド）

予想レンジ：143円00銭-147円00銭




＜FA＞