欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、米経済指標の発表に注目
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今日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開を予想したい。安値圏推移のため押し目買いが入りやすいものの、トランプ米政権の経済政策の先行きに対する不透明感などから、ドルは積極的に買いにくいもよう。米経済指標の発表が注目される。
3月30日に発表された米国の10-12月期GDP確定値の上方修正などから、今晩は3月ISM製造業景況指数(23時)や2月建設支出(同)などの経済指標が材料視されよう。そのうち、ISM製造業の雇用指数は前月と並ぶ水準が予想され、今週末発表の3月雇用統計の上振れ期待につながり、連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ加速観測を後押しするだろう。ドル・円は今年の安値圏で推移しているため、押し目買いも見込まれる。
しかし、本日のアジア市場では、日本の新年度入りで機関投資家などによる新規のドル買いが期待されたものの、ドル・円は111円50銭からは上値が押さえられるような動きになっている。ある短期筋は「投資家は引き続き下方向をみている」との見方を示す。市場では目下、6-7日に米フロリダ州で行われる米中首脳会談が注目されている。トランプ米大統領はこれに先立ち、ツイッターで対中貿易赤字はこれ以上認められないとし、「非常に難しい会談になる」と貿易不均衡の是正を目指し、厳しい姿勢で交渉に臨む考えを示している。今月中旬の日米経済対話にも影響があるとの見方から、引き続き積極的なドル買いは手控えられそうである。(吉池 威)
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・3月製造業PMI改定値(予想:56.2、速報値:56.2)
・17:30 英・3月製造業PMI(予想:55.0、2月:54.6)
・18:00 ユーロ圏・2月生産者物価指数(前年比予想:+4.2%、1月:+3.5%)
・18:00 ユーロ圏・2月失業率(予想:9.5%、1月:9.6%)
・22:45 米・3月製造業PMI改定値(予想:53.5、速報値:53.4)
・23:00 米・3月ISM製造業景況指数(予想:57.2、2月:57.7)
・23:00 米・2月建設支出(前月比予想:+1.0%、1月:-1.0%)
・23:30 ダドリーNY連銀総裁会見(家計負債関連)
・04:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演(フィンテック関連)
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2017/04/03 17:25:00