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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米貿易赤字削減で円高圧力

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

今日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む値動きを予想したい。米財務長官によるドル高容認的な発言を受けた買いは継続が見込まれるものの、日米経済対話では日本の安誘導的な通貨政策が転換を迫られる可能性もあり、今後の円高圧力につながりそうだ。

トランプ米大統領による前週のドル高けん制や低金利政策支持を受け、ドルは売られやすい地合いとなっていた。しかし、ムニューシン米財務長官が前日、「長期的に見て強いドルは良いこと」と発言。ドル・円は買い戻し基調となり、本日のアジア市場では、一時109円22銭まで値を切り上げた。欧州市場でもこの発言を消化する動きが見込まれる。

一方、日米両国が本日午後に開催した第1回の経済対話の内容が注目される。麻生副総理・財務相とペンス米副大統領が出席し、経済政策や貿易・投資ルールなどを柱に今後の協力関係について幅広く協議。麻生財務相は今朝の閣議後会見で、1990年代のクリントン政権下の米国を念頭に「摩擦ではなく協力を前提に話しをする」と述べ、一方的に日本に要求する交渉ではないとの考えを強調した。

しかし、トランプ大統領は中国や日本などとの貿易赤字削減を目指す大統領令に3月31日に署名しており、貿易不均衡の是正を進める構えをみせている。北朝鮮情勢など地政学リスクが高まるなか、北東アジアの安定化を見返りに米国が日本の通貨安政策の転換を迫る可能性は否めない。今晩は米国の3月住宅着工件数や3月鉱工業生産などの経済指標が堅調なら、ドル買いに振れるものの、長期的な円高圧力は避けられないとの見方が重石になりそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・3月住宅着工件数(予想:125.0万戸、2月:128.8万戸)
・21:30 米・3月住宅建設許可件数(予想:125.0万戸、2月:121.6万戸)
・22:00 ジョージ米カンザスシティー連銀総裁講演
・22:15 米・3月鉱工業生産(前月比予想:+0.4%、2月:+0.1%)
・22:15 米・3月設備稼働率(予想:76.1%、2月:75.9%)




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2017/04/18 17:25:00

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