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欧米為替見通し:ドル・円は続落か、米大統領の弾劾の可能性に警戒も

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

今日の欧米外為市場では、ドル・円は続落の展開が予想される。トランプ米大統領による機密情報の漏洩問題が広がりをみせ、引き続きドル買いが後退しているためだ。一部にはトランプ大統領の弾劾が取りざたされており、警戒によるドル売りが観測される。

トランプ大統領は今月9日、ロシアによる大統領選関与の疑惑捜査中だった連邦捜査局(FBI)長官を電撃的に解任。また、ロシアのラブロフ外相らが前週ホワイトハウスを訪れた際、過激派組織「イスラム国」の関連情報を伝えたと報じられ、政権への対ロ関係に絡む疑念が増幅されている。こうした状況下で、米国内では市民団体「インピーチ・ドナルド・トランプ・ナウ(トランプを今すぐ弾劾せよ)」が100万人規模の署名を集めたもようだ。反逆罪などを犯した大統領は下院で訴追され、上院の弾劾裁判を経て罷免される規定があり、トランプ大統領の弾劾の可能性がにわかに現実味を帯びている。

実際に弾劾まで進む可能性は現時点では低いものの、市場ではそうしたシナリオが想定され始めたようだ。ある短期筋は「トランプ大統領の政権運営の不透明感にとどまらず、任期途中での退陣で市場が混乱するケースも考えられるため、ドル買いを止めている」と指摘。目先の状況によってはドル売りを強めるという。今晩の欧米市場も情報漏洩問題の行方を見極める展開となり、ドル売り先行が予想される。一方、フランス大統領選後の欧州政治リスク後退で相対的にユーロが買われやすく、足元で強含みが目立つ。このためドル・円は下落基調だが、ユーロ・円の上昇が見込まれる影響で、ドルの極端な下げは想定しにくい。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・1-3月ILO失業率(予想:4.7%、12-2月:4.7%)
・18:00 ユーロ圏・4月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.9%、速報値:+1.9%)
・20:00 南ア・3月小売売上高(前年比予想:-1.0%、2月:-1.7%)
・20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:+2.4%)



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2017/05/17 17:20:00

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