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米国株式市場見通し:雇用統計に注目

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

29日(月)はメモリアルデーの祝日のため、米国株式相場は休場となる。今週は雇用統計をはじめ経済指標の発表が多数予定されているが、イエレンFRB議長や複数の連銀総裁が数か月内の追加利上げが適切との認識を示すなか、最近のインフレ動向に懸念を示す見方もあり、発表内容を受けて利上げ見通しがどのように変化するかが注目される。「5月に売って立ち去れ(Sell in May and go away)」という格言通り、節税目的の個人退職年金の流入が一巡し、需給面の好材料が無くなっていく時期でもあり、注意が必要だ。

経済指標では、4月個人所得・支出(30日)、5月消費者信頼感指数(30日)、5月ISM製造業景況指数(1日)、5月ADP雇用統計(1日)、4月建設支出(1日)、5月雇用統計(2日)などの発表が予定されている。今回の雇用統計では非農業部門雇用者数が18.5万人増、失業率は4.4%が予想されているが、予想を大きく下回らない限り、6月の利上げが確実視されるだろう。

31日にはFOMCでの基礎資料となるベージュブック(地区連銀経済報告)の発表が予定されている。雇用統計の結果とともに連銀の金融政策に影響を与えるかどうかが焦点だが、先週発表された1-3月期GDP改定値は1.2%増と、速報値の0.7%増から上方修正された一方で、先週発表された4月耐久財受注は5か月ぶりの減少となり、住宅関連指標にはやや後退の兆しが見える。どのような景気判断が示されるかが焦点となる。

米国では毎年5月のメモリアルデーの祝日頃からから9月のレイバー・デーの祝日頃にかけて、ガソリン需要が増大する傾向があり、「ドライビングシーズン」と呼ばれる。全米自動車協会(AAA)は、メモリアルデー含む今週末の連休(5/25-29)における旅行者を2005年以降最大となる3,930万人以上と予想している。AAAが発表した26日時点の全米平均レギュラー・ガソリン価格は1ガロン2.374ドルと前年同期比で約3%高価であるが、旅行先での個人消費を左右するほどの値上がりではないだろう。今年は飛行機を利用する旅行者数が大きく伸びる見通しで、この連休は今後の景気拡大を占う良い機会となりそうだ。

(Horiko Capital Management LLC)




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2017/05/27 15:16:42

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