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欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりの展開か、米雇用統計の上振れに期待

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

今日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの展開を予想する。前日発表された米経済指標から今晩の5月雇用統計は前回上振れが見込まれており、連邦準備制度理事会(FRB)の6月利上げ期待が高まればドルは短期的に112円台回復の可能性もあろう。

今晩は5月雇用統計が焦点で、失業率が4.4%(前回4.4%)、非農業部門雇用者数は前月比+18.0万人(同+21.1万人)、平均時給は前年比+2.6%(同+2.5%)が市場コンセンサス。前日発表された5月全米雇用報告は、民間部門雇用者数が前月比+25.3万人と、市場予想の同+18万人程度を大きく上回ったほか、5月ISM製造業景況指数は54.9と、前回の54.8をやや上回った。これらの指標から今晩の雇用統計も想定通りかそれ以上の伸びが見込まれ、6月利上げ期待が高まりそうだ。

前日の海外取引時間帯では、パウエルFRB理事の発言もドル買い要因になったとみられる。同理事は講演で、米国経済がほぼ想定通りに成長を維持すれば、「緩やかな利上げを続けることが適切」と述べた。また、その後のテレビとのインタビューで年3回の利上げを想定しているとの考えを示している。13-14日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げに関しては明言を避けたものの、パウエル氏の見解は6月利上げを示唆したと市場では受け止めているようだ。

ドル・円は、アジア市場では日経平均株価の20000円回復が好感され、一時111円71銭まで値を切り上げた。今晩の雇用統計発表まで111円台半ば以上を維持し、同統計が予想を上回る内容となれば、112円台に上昇する可能性がある。ただ、来週は欧州中銀(ECB)理事会や英総選挙、米前連邦捜査局(FBI)長官の議会証言などの注目材料が集中し、イベント・リスクを回避するため、リスク選好的なドル買いは長続きしない可能性がある。

【今日の欧米市場の予定】

・17:30 英・5月建設業PMI(予想:52.6、4月:53.1)
・18:00 ユーロ圏・4月生産者物価指数(前年比予想:+4.5%、3月:+3.9%)
・21:30 米・5月非農業部門雇用者数(予想:+18.0万人、4月:+21.1万人)
・21:30 米・5月失業率(予想:4.4%、4月:4.4%)
・21:30 米・5月平均時給(前年比予想:+2.6%、4月:+2.5%)
・21:30 米・4月貿易収支(予想:-461億ドル、3月:-437億ドル)
・21:30 カナダ・4月貿易収支(予想:-0.2億加ドル、3月:-1.4億加ドル)
・01:45 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演(経済見通し)
・02:00 カプラン米ダラス連銀総裁質疑応答




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2017/06/02 17:25:00

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