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欧米為替見通し: ドル・円は小じっかりの展開か、金利の正常化がテーマに

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

今日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの値動きを予想したい。英国の早期利上げ観測を高めた前日の英中銀金融政策委員会(MPC)の動きに触発され、米連邦準備制度理事会(FRB)の強気な金融政策正常化方針を改めて評価する流れが続きそうだ。

FRBが13-14日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、年内にバランスシートの縮小に着手する方針を示すとともに、2017-18年は3回の利上げペースを堅持。これを受け、市場では「当局者と市場には認識にズレがある」などと米金融当局への疑念も広がっていた。しかし、14-15日の英中銀MPCでは、市場の予想通り政策金利は据え置かれたが、利上げを主張した委員が1人から3人に増加。それがサプライズとなってポンド・円が上昇し、ドル・円を押し上げた。また、その後発表された米国の6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数など経済指標の予想上振れが、一段とドル買いを強めた。英中銀の動きがFRBのタカ派寄りの政策方針を支援した格好だ。

前週から今週にかけて続いた欧州中央銀行(ECB)理事会や英総選挙、米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントが通過し、今晩は利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすい。ただ、米国株が軟調地合いであるにもかかわらずドル買いが強まっていることから、市場のテーマはリスクの許容度ではなく金利の正常化に移ったようだ。こうした認識が広がり、ドルやポンドをはじめ引き締め方向の通貨が買われる地合いが強まり、対照的に低金利のユーロ、スイスフランは売られる可能性がある。日銀は15-16日の金融政策決定会合で異次元緩和の維持を決め、黒田日銀総裁が出口政策に踏み込んだ言及を避けたことで円も売られやすく、ドル・円は上昇基調が続きそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・5月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.4%、速報値:+1.4%)
・21:30 米・5月住宅着工件数(予想:122.0万戸、4月:117.2万戸)
・21:30 米・5月住宅建設許可件数(予想:124.9万戸、4月:122.8万戸)
・23:00 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:97.0、5月:97.1)
・01:45 カプラン米ダラス連銀総裁講演
・EU財務相理事会



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2017/06/16 17:25:00

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