【FISCOソーシャルレポーター】めたん:投資初心者に何より伝えたいたった1つのこと
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家めたん氏(ブログ「元証券ディーラーが50万から始めるデイトレ日記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年6月18日13時に執筆
FISCOソーシャルレポーターとして活動している、「めたん」と申します。証券ディーラーを経験後、現在は専業投資家として日々相場に向き合いながら、他にもいくつか事業を立ち上げて生計を立てています。相場への戦略・向き合い方・考え方をメインに執筆していきます。宜しくお願い致します。
さて今回は2度目の執筆です。
会社の給料もたいして上がらないし、マイナス金利の影響で銀行にお金を預けていても仕方ないし、何か他の収入源を作る為に株式投資でも始めてみようかな…と考えている人に僕が最初に必ず伝えたいことがあります。
僕が株式投資を始めた頃にこの言葉を知っていれば当時の結果はもっと変わっていたのだろうなと、昔を振り返って思ってしまいます。
投資初心者の人に伝えたいこと、それは、【投資では儲けようと考えないこと】です。
●株は儲けようと考えて始める人が100%?!
株式投資を始める人のほぼ100%の人が儲けようと考えて投資を始めます…いや、当然ですよね(笑)。儲ける為にやらなければ何のためにやるの?って話になってしまいます。
でも、儲けようと考えたところでそう簡単には儲けられないのがこの世界。それならいっそ儲けることなんて考えないようにしましょう。そしてそれ以上に大切なことがあります。
●相場の世界は相手の顔は見えないが「プロを相手にしている」と思おう
そもそも相場の世界では顔が見えないだけで、プロがたくさんいます。プロ野球選手の中に素人が参加して活躍できるはずもないでしょうし、免許も持ってない人が車を運転すると事故を起こしてしまう可能性は高いでしょう。
相場の世界では相手の顔が見えないのでわかりにくいかもしれませんが、同じことです。何の知識も無い素人が投資を始めると、言い方は悪いですがプロからするとカモにしか見えません。
●やってはいけないルールを作っていく
儲けることを考えない…それでは何を考えながら投資をしていくのかと言うと、【投資でやってはいけないルールを作ること】です。
例えば、
・損切りのルール
・エントリーのルール
・触っていい銘柄と触ってはいけない銘柄のルール
・1銘柄あたりにいくらまでの資金を投資するか
・リスク管理の為に何銘柄に分散投資をするか
株式投資をやっていく中で、必ず損失を出す局面が出てきます。その損失を損失のまま放っておくのではなく、【なぜその損失を出してしまったのか?】を徹底的に考えてみてください。そして原因が見つかれば同じ理由での損失を2度と出さない為にルール化していきましょう。
●やってはいけないルールが増えていくと、必然的に儲かっていく
こうやってマイルールができてくればくるほど、損失が減っていきます。損失が減るということは、イコール利益に繋がっていくということです。
儲けよう儲けようと考えている人は、損失のことを考えていません。そういう人はたった一度のミスで退場寸前の損失を出してしまう人が多いです。信用取引で株を買い、株価が下がってもナンピンをしてしまい、そして最後には強制決済でロスカット…みたいなパターンが多いです。
そうではなく、やってはいけないルールを作っていく方が遠回りの様に見えて実は利益を出すための近道なのです。最初は中々利益が出ずにつまらない日々かもしれません。しかし、相場の世界で生き残り続ける事で、少しずつルールができあがり、経験値が積み上がり、自分だけの投資の土台ができあがってきます。
その結果、いつの日か投資で継続して収益を上げ続ける1割のグループに入れるようになると僕は思っています。僕も継続した利益が出せるまでは3年近くかかっています。最初から上手くいく人なんて誰もいません。毎日の継続した努力が、いつの日か結果に繋がります。焦らず少しずつ、頑張ってください。
こちらの記事が少しでも参考になりましたら幸いです。
読んで頂きありがとうございました。
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執筆者名:めたん
ブログ名:元証券ディーラーが50万から始めるデイトレ日記
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2017/06/19 13:09:24