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欧米為替見通し:ドル・円は下値の堅い展開か、米金融正常化を意識

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

今日の欧米外為市場では、ドル・円は下値の堅い値動きを予想したい。ポジション調整的な動きの継続で方向感はつかみにくいものの、足元の米国の堅調な経済指標が連邦準備制度理事会(FRB)による金融正常化の方針を後押し。ドル・円は111円台では買い戻しが入りやすい展開となりそうだ。

前日発表された米国の10月NY連銀製造業景気指数は30.2と、予想の20.4と9月の24.4を大きく上回った。30を超える高水準は3年ぶり。19日に発表となる10月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は現時点で22.0と9月の23.8から鈍化が予想されるが、相関性からフィラデルフィア連銀指数やISM製造業景況指数の上振れ期待が高まりそうだ。

今晩はインフレ関連指標が注目されるなか、21時半発表の9月輸入物価指数が材料視される。8月から横ばいの見通しだが、輸入物価の上昇が国内のインフレを押し上げるとの思惑から、FRBの金融正常化方針が意識される。その後も22時15分発表の9月鉱工業生産はプラス転換が予想され、ドル買いが継続する可能性がある。

また、次期FRB議長人事で、スタンフォード大学のジョン・テーラー教授が有力候補の1人に浮上。同教授は1993年に足元のインフレや実質国内総生産(GDP)をベースに政策金利を算出する「テーラー・ルール」を提唱。政策金利の誘導に関し、比較的理解を得やすい特徴が指摘されている。前日の米債券市場では、トランプ大統領がテーラー教授に好印象を抱いたとの一部報道を受けて、タカ派色が濃いとの見方で債券利回りが上昇している。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・9月消費者物価指数(前年比予想:+3.0%、8月:+2.9%)
・17:30 英・9月生産者物価指数・産出(前年比予想:+3.3%、8月:+3.4%)
・18:00 独・10月ZEW景気期待指数(予想:20.0、9月:17.0)
・18:00 ユーロ圏・9月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.5%、速報値:+1.5%)
・21:30 米・9月輸入物価指数(前月比予想:+0.6%、8月:+0.6%)
・22:15 米・9月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、8月:-0.9%)
・22:15 米・9月設備稼働率(予想:76.2%、8月:76.1%)
・23:00 米・10月NAHB住宅市場指数(予想:64、9月:64)
・02:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・05:00 米・8月対米証券投資(7月:ネット長期有価証券+13億ドル)




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2017/10/17 17:25:00

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