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後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は1992年高値の23800円処を意識

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は大幅上昇、1992年高値の23800円処が意識される
・ドル・円は113円97銭、伸び悩み、日本株高でも上昇は限定的
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035>

■日経平均は大幅上昇、1992年高値の23800円処が意識される

日経平均は大幅上昇。454.34円高の23368.16円(出来高概算11億8000万株)で前場の取引を終えた。8日の米国市場は、税制改革の実施が19年度にずれ込むとの報道を受け売りが先行したが、トランプ大統領の訪中で大規模な商談成立が期待されるなか、引けにかけて上昇に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円高の22945円だった。この流れもあって反発して始まると、寄付き後早い段階で1992年1月以来の23000円を回復した。その後も上げ幅を広げる展開が続いており、上げ幅は400円を超えてきている。

セクターでは証券、不動産、その他金融、鉄鋼、精密機器、保険、建設が上昇率上位に。一方で、ゴム製品、石油石炭が小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、7割を占めている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、京セラ<6971>、KDDI<9433>などが日経平均をけん引しており、海外勢によるインデックス買いの動きが強まっているようだ。

日経平均は1992年1月以来の23000円を回復し、その後も上げ幅を拡大させており、92年高値の23800円処が意識されるほか、次のターゲットは91年以来となる節目の25000円が意識されてきそうだ。インデックスに絡んだ実需買いによる上昇であり、テクニカル面では急ピッチの上昇に対する過熱感があるものの、需給面では依然として先高観が強い状況であろう。世界株価が高値を更新する中で、相対的に出遅れている日本株への資金流入が更に強まる可能性が高いとみられる。

物色としては決算を見極めたいところであるが、決算確認後は好決算企業に対する買い安心感が一段と強まりそうだ。インデックス主導のため主力銘柄が中心ではあるが、決算一巡後は中小型の好業績銘柄への物色に広がりがみられることも意識しておきたい。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は113円97銭、伸び悩み、日本株高でも上昇は限定的

9日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。日本株は強含んだものの、ドルの上昇は限定的となった。

日経平均株価は前日比300円超上昇し23000円台に値を切り上げたことで、リスク選好的な円売りに振れやすい地合い。ただ、米10年債利回りが2.32%台の低水準で推移し、ドル買いは入りづらい展開となった。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続き、目先の日本株高継続を見込んだリスク選好的な円売りが出やすい。ただ、米10年債利回りが低水準で推移するなどドル買いは乏しく、引き続きドルは上値の重い展開となりそうだ。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円81銭から114円07銭、ユーロ・円は131円94銭から132円26銭、ユーロ・ドルは1.1586ドルから1.1600ドルで推移した。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・エン・ジャパン<4849>やニチイ学館<9792>がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035>

■経済指標・要人発言

・日銀金融政策決定会合・主な意見(10月30-31日分)

「追加緩和に関しては、市場や金融機関へ影響、政策の持続性などの観点から、プラスの効果より副作用の方が大きい」


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
特になし

<海外>
・15:45 スイス・10月失業率(予想:3.1%、9月:3.1%)
・16:00 独・9月貿易収支(予想:+223億ユーロ、8月:+201億ユーロ)
・16:00 独・9月経常収支(予想:+235億ユーロ、8月:+178億ユーロ)



<DM>

2017/11/09 12:31:00

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