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欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、米税制改革の遅れなどを意識

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

今日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開を予想したい。米連邦準備制度理事会(FRB)の12月利上げ観測を背景としたドル買い基調は継続。ただ、トランプ米政権の税制改革の後ズレなどによる下押し圧力が意識され、積極的な買いは手控えられそうだ。

東京株式市場では、前日から短期ファンド筋によるプログラム売買の影響で日経平均株価の乱高下が続いている。日経平均は大幅安の場面もみられるが、ドル・円に関しては株価との相関関係がやや薄れ、前日同様に113円台半ば以下では押し目買いを観測。米FRBの12月利上げ観測から、目先の取引でもドルは値を下げれば買い戻しが入りやすいだろう。

ただ、本日の海外市場でドル・円の戻りメドは113円台後半とみられる。トランプ政策の柱である税制改革について、法人税減税の実施が2019年に後ズレする可能性が浮上し、今後の法案審議の行方が不安視されるためだ。仮に税制改革が骨抜きにされれば、企業業績の改善につながらず、株安・長期金利低下・ドル安の要因になりかねない。また、トランプ政権の政策運営への期待後退によるドル売りも想定されよう。

一方、トランプ大統領は今週、日本などアジア各国を歴訪したが、日米首脳会談ではトランプ政権の対日貿易不均衡の是正に向けた姿勢が鮮明となり、「円高に振れやすい展開が意識された」(市場筋)という。また、米中首脳会談では朝鮮半島の非核化で一致したものの、対話による解決は今後の課題として積み残され、朝鮮半島有事という円買い要因は除去できなかった。

こうしたなか、今晩の海外市場では24時発表の米国の11月ミシガン大学消費者信頼感指数が材料視されよう。同指数は前回をやや上回ると予想され、高水準継続により景気拡大を期待したドル買いがある程度入るとみられる。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・18:30 英・9月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、8月:+0.2%)
・18:30 英・9月製造業生産(前月比予想:+0.3%、8月:+0.4%)
・18:30 英・9月貿易収支(予想:-128.00億ポンド、8月:-142.45億ポンド)
・24:00 米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:100.9、10月:100.7)




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2017/11/10 17:25:00

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