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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩み、米FRB議長証言は無難な内容に

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

今日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。注目のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言は無難な内容が見込まれる。引き締め方針を受けた米国の長期金利や株価の動向次第だが、過度な期待を背景としたドル買いは想定しにくい。

今晩は、日本時間24時のパウエルFRB議長による下院金融サービス委員会での半期議会証言が焦点。それに先立ち、22時半に予定原稿が公表される。イエレン前議長時代の引き締め方針の堅持は織り込み済み。また、年3回の利上げペースが加速されるとの警戒はあるが、パウエル議長が今月就任したばかりであることを考慮すると、先行きの政策手段を限定しないよう表現は緩やかで、その分ドル買いも限定的となりそうだ。

また、22時半には米国の1月耐久財受注速報値、24時には2月消費者信頼感指数などの経済指標が発表される。経済指標が堅調となれば米株高に振れ、長期金利が上昇してドルを押し上げる見通し。ただ、パウエル議長の発言で長期金利が急激に上昇した場合には、株価への打撃が警戒され、リスク回避的な円買いが広がる可能性もある。

ドル・円は、本日のアジア市場で日経平均株価が強含んだわりに伸び悩んでおり、「ドル買いムードは高まっていない」(市場筋)との見方もある。本日から明日にかけては月末に伴う取引も見込まれ、ユーロやポンドなど欧州通貨に買いが入るケースも考えられる。FRB議長の議会証言だけで、ドル・円を108円付近まで押し上げるのは難しいだろう。
(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・1月マネーサプライM3(前年比予想:+4.6%、12月:+4.6%)
・19:00 ユーロ圏・2月景況感指数(予想:114.0、1月:114.7)
・22:00 独・2月消費者物価指数速報値(前年比予想:+1.5%、1月:+1.6%)
・22:30 米・1月耐久財受注速報値(前月比予想:-2.0%、12月:+2.8%)
・22:30 米・1月卸売在庫速報値(前月比予想:+0.4%、12月:+0.4%)
・22:30 パウエル米FRB議長の半期議会証言テキスト公表
・23:00 米・12月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数(前年比予想:+6.35%、11月:+6.41%)
・23:00 米・12月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.4%、11月:+0.4%)
・24:00 米・2月消費者信頼感指数(予想:126.5、1月:125.4)
・24:00 米・2月リッチモンド連銀製造業指数(予想:15、1月:14)
・24:00 パウエル米FRB議長が半期議会証言(下院金融サービス委員会)



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2018/02/27 17:25:00

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