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欧米為替見通し:ドル・円は上値の重い展開か、米保護主義に根強い懸念

出所:http://www.fisco.co.jp/media.html

本日6日の欧米外為市場では、ドル・円は上値の重い展開を予想したい。イタリア総選挙などのイベント・リスクが短期的に後退し、警戒によるリスク回避的な円買いを巻き戻す動き。ただ、トランプ米政権の強硬な保護主義的政策に対する懸念は根強く、ドル買いは慎重になりそうだ。

週明けの海外市場は、注目されていた欧州の政治情勢について、4日投開票のイタリア議会選ではポピュリズムの「五つ星運動」が単独で第1党となった一方で、4党で構成する中道右派連合が最大勢力となる見通し。欧州連合(EU)懐疑派を中核とした連立政権が発足する可能性があることで、ユーロ脱退といった流れも考えられる。ただ、ドイツでメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党の社会民主党(SPD)による大連立政権の発足が決定し、欧州政治リスクはいったん収束したもよう。それまで進んでいた警戒からの円買いが巻き戻される動きとなり、目先も主要通貨は押し上げられそうだ。

ただ、週末に向け、米国の保護主義的な政策への懸念が再燃する可能性がある。トランプ大統領は近く、鉄鋼・アルミ製品に関税を課す輸入制限措置の発動を決める方針。共和党幹部の一部から強い反発が出ているものの、ホワイトハウスは例外を設けない強硬姿勢を貫く見通しで、貿易戦争突入を懸念したドル売りに逆戻りしかねない。また、8日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会と9日発表の米国の2月雇用統計など重要イベントを前に、積極的なドル買い・円売りは手控えられそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・17:15 スイス・2月消費者物価指数(前年比予想:+0.6%、1月:+0.7%)
・18:30 南ア・10-12月期GDP(前期比年率予想:+1.8%、7-9月期:+2.0%)
・21:30 ダドリーNY連銀総裁が討論会参加
・24:00 米・1月製造業受注(前月比予想:-1.4%、12月:+1.7%)
・24:00 米・1月耐久財受注改定値(前月比予想:-3.6%、速報値:-3.7%)
・06:35 ロウ豪準備銀行総裁講演




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2018/03/06 16:51:55

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