ハイテク株にも底堅い値動きがみられた点は評価材料【クロージング】
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
9日の日経平均は反発。110.74円高の21678.26円(出来高概算13億9000万株)で取引を終えた。6日の米国市場ではNYダウが570ドルを超す下落となった。朝方はこれにサヤ寄せする格好から先物主導のインデックス売りが先行するものの、このところは下値の堅さも意識されるなか、小幅安から始まった。その後は先週末の終値を挟んでのこう着ではあるが、値ごろ感からの買いも入りやすく、小幅ながらもプラス圏での推移が続いた。更に後場に入ると東エレク<8035>がプラス圏を回復したほか、ファナック<6954>、日東電<6988>、ソフトバンクG<9984>が下げ幅を縮めるなか、日経平均は一時21737.09円まで上げ幅を広げる場面をみせている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めている。セクターでは水産農林、パルプ紙、保険、電力ガス、食料品、不動産、銀行が堅調。半面、石油石炭、ゴム製品、鉱業、機械、鉄鋼、卸売、非鉄金属がさえない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ユニファミマ<8028>、ヤマハ<7951>、テルモ<4543>、花王<4452>、リクルートHD<6098>など内需系を中心とした物色が続いている。
日経平均は思いのほか底堅い値動きとなり、買い安心感につながっている。グローベックスのNYダウ先物が100ドル超の上昇となったことも押し目買いに向かわせたようである。米中貿易摩擦への警戒感は依然として根強いほか、11日に北朝鮮最高人民会議、15日に北朝鮮金日成主席誕生日があり、地政学リスクへの警戒が高まりやすい面もあり、方向感を掴みづらくさせよう。とはいえ、下値の堅さが意識されるなか、東エレクの浮上などハイテク株にも底堅い値動きがみられた点は評価材料になりそうだ。(村瀬智一)
<AK>
2018/04/09 15:53:35