注目銘柄ダイジェスト（前場）：日産、長谷工、ソルクシーズなど（訂正） – フィスコ in とれまが

日産<7201>：1297.5円（前日比+32.5円）
反発。米国の6月自動車販売が発表されている。業界全体では前年同月比3.9％増の148万台、ほぼ市場の予想線上での着地となった。個別では、同社の伸びが同13％増となり、トヨタやホンダなどの同4％増と比較して増収率は高まる格好に。市場予想平均なども上回っているもようだ。中国市場の動向などに警戒感が強まりやすかったが、米国販売回復期待から見直しの動きに。

長谷工<1808>：1565円（前日比+45円）
大幅続伸。シティでは建設業界の4-6月期決算プレビューを行っており、買い材料につながる格好のようだ。同社の第1四半期営業利益は102億円で前年同期比86％増益を予想。建築採算は計画以上に回復と見ており、第1四半期時点で上期または通期計画の上方修正の可能性があるとしているもよう。なお、シティでは建設セクター全般的に、4-6月期は好調とみているようだ。

ツルハＨＤ<3391>：10540円（前日比+570円）
続伸で高値更新。6月の月次動向を引き続き評価のほか、本日はゴールドマンの投資判断格上げも追加の評価材料につながっている。ゴールドマンでは「中立」から「買い」に格上げで、目標株価も9000円から11000円に引き上げている。寡占化が進む業界の「かけこみ寺」として、今後もＭ＆Ａの継続を織り込むとし、業績予想を上方修正しているようだ。今後も選ばれる存在との見方は不変と指摘。

ＪＶＣケンウッド<6632>：319円（前日比-14円）
下げ目立つ。メリルでは業績予想を下方修正、投資判断「アンダーパフォーム」継続で目標株価を380円から340円に引き下げている。今期営業利益は78億円から60億円に減額、会社計画の80億円を大きく下振れると見ている。第1四半期営業損益は8億円の赤字と予想、足元の想定以上の苦戦を織り込んで下方修正しているもよう。

シンデンハイテ<3131>：6700円（前日比+980円）
一時ストップ高。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は8月31日。株価は6月後半から調整色を強めていたが、本日は株式分割による流動性向上などをポジティブ視した買いが先行。強いリバウンドを見せ25日線を捉えてきている。

ソルクシーズ<4284>：638円（買い気配）
ストップ高買い気配。マイナンバーの収集・保管・管理機能を備えたクラウド型サービス「マイコレキーパー」を７月から販売、9月より運用開始すると発表している。同サービスは、従業員とその扶養家族のマイナンバーを企業がクラウド環境でセキュアに収集・保管・管理するための支援サービスで、制度導入に伴う企業の業務負担の軽減とセキュリティを重視しているという。今年度の導入目標社数は200社としている。

ハローズ<2742>：1901円（前日比+136円）
大幅に3日続伸し年初来高値更新。15年3-5月期（第1四半期）決算を発表している。営業利益は前年同期比29.7％増の9.88億円で着地した。4月に広島県尾道市に尾道店を新規出店し、店舗数は計65店舗となった。また、既存店32店舗の売場レイアウト変更を行い、買物がしやすい環境作りも進めた。なお、上期営業利益見通しは前年同期比2.4％増の17.40億円、通期見通しは前期比6.6％増の36.72億円で据え置いている。

モブキャス<3664>：982円（前日比-172円）
急落。本日よりApp store、Google playにてスマートフォン向けアプリ「爆走！モンスターダッシュ」の配信を開始したと発表しているが、材料出尽くし感から利益確定売りが強まっている。同タイトルは、個性豊かなモンスターが彩り豊かな大地を駆け抜けるダッシュバトルゲームで、14年より準備を進めてきた自信作と説明している。



＜KS＞