翻訳センター Research Memo(4):翻訳・翻訳市場は企業のグローバル化を背景に安定成長
出所:http://www.fisco.co.jp/media.html
■会社概要
(3)事業環境
国内の翻訳市場規模は2,000億円前後、グローバル化の流れの中で安定成長をしている(ヒアリングベース)。その中で産業翻訳が市場の大半を占めると想定される。翻訳・通訳を合わせた推計でも、市場規模2,566億円(2014年、矢野経済研究所調査)、年率4.4%成長(2012年~2014年)となっている。産業翻訳に関しては、医薬・金融・自動車、電機、エネルギー、IT通信、小売業などの国内企業のグローバル展開や外資系企業の日本での動向により市場は左右される。また、2014年度の外国人観光客が1,341万人(前年から304万人増加)に達し、訪日や在住の外国人によるインバウンド需要も増えており、企業や自治体の外国語対応も進むと想定されており、業界には追い風となる。
産業翻訳ニーズの最近の特徴は「多言語化」「スピード化」「大型プロジェクト」などが挙げられる。翻訳センター<2483>の納入事例においても、“自動車のナビゲーションシステムを、全世界同時展開するうえで、言語表示を30言語以上に翻訳する業務を発売までに間に合わせなければならない“といった依頼があった。ちなみに、このような案件に対応できる翻訳会社は日本では数少ない。
国内翻訳市場には、2,000社以上の競合プレーヤーがいると言われており、分散した業界である。その中で、同社はいち早く企業規模を拡大し、国内No.1の規模と知名度を獲得した。医薬業界の例を挙げると、グローバルのトップ製薬会社30社中20社以上において、同社はプリファードベンダー(優先調達先)として指定されているか、または、何らかの取引がある。世界に目を向けると欧米にはより規模の大きなランゲージサービス企業(翻訳・通訳を含む)が存在するが、2014年時点で同社は世界12位、アジアで1位にランクされる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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2015/07/10 16:19:52